2013年3月1日時点の各銀行が提供している住宅ローン金利情報です。アベノミクスによる株高で、金利も上昇かと思いきや、金利は逆に下がる傾向に。これによって住宅ローン金利についても各銀行ともほとんどが据え置き状態となっています。短期の金利はやや引き上げで、長期固定金利は先月上昇した分引き下げの方向となっています(とはいってもほぼ動きなしといったところです)。
住宅購入契約が9月までなら、引き渡しが来年4月以降でも消費税は5%が維持されるとうこともあって、今後の住宅購入希望者も足元で増加傾向にあるようです。
変動金利住宅ローンランキング
変動金利タイプは動きなしです。ランキング上位行の金利は据え置きとなっています。
1位:ソニー銀行 変動セレクト住宅ローン 0.821%(+0.00%)
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.865%(+0.00%)
3位:新生銀行住宅ローン 0.98%(+0.00%)
固定金利住宅ローンランキング
傾向として、固定期間が短い住宅ローンは金利が下がり、固定期間が長いタイプの住宅ローンは金利上昇といった形になっています。やはりアベノミクスによる「長期的な金利上昇」を警戒しているのでしょうか?
5年固定金利編
1位:ソニー銀行 住宅ローン 1.020% (+0.04%)
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 1.17%(+0.00%)
3位:新生銀行 住宅ローン 1.50%(+0.00%)
10年固定金利編
1位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 1.18%(+0.00%)
2位:ソニー銀行 住宅ローン 1.499%(+0.00%)
3位:新生銀行住宅ローン 1.50%(+0.00%)
35年固定金利編
1位:フラット35(楽天銀行) 1.99%(-0.02%)
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 2.19%(-0.02%)
3位:ソニー銀行住宅ローン 2.511%(+0.4%)
金利水準や順位についてもほとんど動きがありません。低金利状態の継続ですね。ただ、足元の長期金利は2月よりも3月入ってからさらに下落傾向にあるので、来月(2013年4月)の住宅ローン金利はさらに引き下げの方向に動きそうな予感もしています。