2013年1月1日時点の各銀行が提供している住宅ローン金利情報です。新年第1回目の住宅ローン金利については久しぶりの金利上昇となった模様です。住宅ローン金利の指標ともいえる昨年末にかけて市場金利(長期金利)が大幅に反発したことを受けて、多くの銀行では住宅ローン金利を引き上げる動きが見られました。
来年からは消費税の増税(税率アップ)を控えており、今年一年も住宅購入の需要は大きいと見られており、ローン金利の動向も注目されそうです。
ただし、ネットバンクの動きは限定的で、フラット35については金利上昇となったものの、ソニー銀行や新生銀行などは金利を引き下げており、顧客獲得の姿勢を強めています。
変動金利住宅ローンランキング
変動金利タイプの住宅ローン金利ランキングです。1位はソニー銀行です。先月住信SBIネット銀行を抜いて1位となりましたが、今月も金利を引き下げており攻勢を強めています。
1位:ソニー銀行 変動セレクト住宅ローン 0.821%(-0.021%)
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.865%(+0.00%)
3位:新生銀行住宅ローン 0.98%(+0.00%)
固定金利住宅ローンランキング
今月は「ソニー銀行」が主役といえそうです。5年固定、10年固定、35年固定のすべてのローン金利を引き下げるなど他行に対して逆行的ともいえる動きとなっています。新生銀行もやや引き下げています。
一方の住信SBIネット銀行や楽天銀行(フラット35)などは金利引き上げに動いています。
5年固定金利編
1位:ソニー銀行 住宅ローン 1.104% (-0.105%)
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 1.22%(+0.00%)
3位:新生銀行 住宅ローン 1.50%(-0.005%)
10年固定金利編
1位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 1.24%(+0.04%)
2位:ソニー銀行 住宅ローン 1.439%(-0.03%)
3位:新生銀行住宅ローン 1.50%(-0.05%)
35年固定金利編
1位:フラット35(楽天銀行) 1.81%(+0.18%)
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 2.14%(+0.08%)
3位:ソニー銀行住宅ローン 2.471%(NEW)
2013年1月になっても株高を受けて長期金利は高止まりを見せています。今後の注目はこのまま金利水準が上昇に転じていくかということですね。昨年8月以降下げて続けていた金利が反転すると今後も住宅ローン金利が上昇を見せていく可能性があります。
しばらくは市場の金利動向に注目が集まります。