ローン・融資

2014年8月度 住宅ローン金利比較ランキング

ranking-hl2014 年8月1日調査の主要銀行の住宅ローン金利を比較、ランキングしています。消費税増税後の影響で不動産市況(特に個人マイホーム購入)は落ち込んでいま す。加えて住宅ローン金利の計算基準にもなる長期金利も抑えられており、しばらくは住宅ローン金利もかなり低く利用できそうです。住宅ローン金利水準は全体的に前月比で下がっています。

※掲載している住宅ローン金利は店頭金利ではなく、引き下げ後の金利を掲載しています。

変動金利住宅ローンランキング

変動金利の住宅ローンでは、期間限定ですが「イオン銀行」が大幅に金利を引き下げています。これに対応してソニー銀行も変動金利を下げてきましたが、それでもイオン銀行の方が安い状況です。

1位:イオン銀行 変動金利住宅ローン 0.57%(+0.00%)
2位:ソニー銀行 変動セレクト住宅ローン 0.589%(-0.10%)
3位:住信SBIネット銀行 Mr.住宅ローン 0.65%(+0.00%)

 

固定金利住宅ローンランキング

固定金利では、全体的に引き下げ傾向となっています。新生銀行、ソニー銀行が全期間で金利を下げ、住信も10年固定、35年固定を下げてきました。
フラット35も過去最低金利を更新しています。

5年固定金利編
1位:住信SBIネット銀行 Mr.住宅ローン 0.50%(+0.00%)
2位:ソニー銀行 住宅ローン 0.88% (-0.05%)
3位:イオン銀行 住宅ローン 1.000%(+0.00%)

10年固定金利編
1位:住信SBIネット銀行 Mr.住宅ローン 1.17%(-0.01%)
2位:イオン銀行 住宅ローン 1.25%(+0.00%)
3位:ソニー銀行 住宅ローン 1.287%(-0.073%)

35年固定金利編
1位:住信SBIネット銀行 Mr.住宅ローン 1.89%(-0.05%)
2位:フラット35(楽天銀行) 1.69%(-0.04%)・・団信加算後:1.99%
3位:ソニー銀行 住宅ローン 2.236%(-0.047%)

なお、「保証料」が必要となる住宅ローンの場合には金利に+0.2%を上乗せしております。
また、団信(団体信用生命保険)のない住宅ローン(フラット35など)については、金利に+0.3%を加算しております。

※各銀行のリンク先は住宅ローン比較.comの比較ページです。各銀行の手数料やサービス内容なども参考にしてみてください。

 

今後の住宅ローン関連の動向

あくまでも管理人の考えです。参考情報にどうぞ。

住宅ローンの金利競争はもはや限界に近いところまで来ていると考えても良いでしょう。さらなる金利引き下げの余地はさほど残っていません。

一方で住宅ローンの借り換え需要も一巡し、新規のローン契約者も減少している状況で借り手側にとってはますます有利な状況となっています。

今後も数カ月単位でみればローン利用者にとって有利な条件の住宅ローンが利用できるものかと思います。

 

今月も住宅ローン金利は下がりました。35年の長期固定金利も住信がさらに下げてきて1.89%(団信込)です。
日銀の金融緩和政策によって長期金利は0.5%台にまで下がってきています。

一方で物価は上昇基調となっています。こういう状況で将来のインフレが見込まれるのであれば1.89%での35年固定金利は相当な強みがあると言えるでしょう。仮に2%以上のインフレとなれば、逆ざやとなり借りている方がお得という状況になります。

金利水準だけでマイホーム購入を決めるわけではないかとは思いますが、固定金利でのローンを組むという方針であれば今は最適なタイミングといえそうです。

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高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。