2015年7月1日調査の主要銀行の住宅ローン金利を比較、ランキングしています。今月も先月に続き、わずかに住宅ローン金利は固定金利を中心として上昇傾向となっています。住宅ローン金利の指標ともなる長期金利は一時期の史上最低の水準から上昇に転じており、それが反映されている格好となります。
※掲載している住宅ローン金利は店頭金利ではなく、引き下げ後の金利を掲載しています。また、固定金利住宅ローンの金利優遇については「一定期間タイプ」の優遇金利を元に掲載しております。
変動金利住宅ローンランキング
変動金利は変動なしです。
1位:ソニー銀行 変動セレクト住宅ローン 0.539%(+0.00%)
2位:イオン銀行 変動金利住宅ローン 0.57%(+0.00%)
3位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.65%(+0.00%)
※ソニー銀行の住宅ローン金利は頭金10%以上の場合の金利水準を適用
固定金利住宅ローンランキング
5年固定金利編
1位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.56%(+0.00%)
2位:ソニー銀行 住宅ローン 0.895% (+0.038%)
3位:じぶん銀行 住宅ローン 0.980% (+0.050%)
10年固定金利編
1位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.96%(+0.06%)
2位:イオン銀行 住宅ローン 1.10%(+0.00%)
3位:ソニー銀行 住宅ローン 1.205%(+0.026%)
35年固定金利編
1位:フラット35(楽天銀行) 1.61%(+0.07%)・・団信加算後:1.71%
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 1.86%(+0.06%)
3位:ソニー銀行 住宅ローン 2.045%(+0.088%)
※ソニー銀行の金利は10%以上の頭金を入れた場合の金利となっております。なお、「保証料」が必要となる住宅ローンの場合には金利に+0.2%を 上乗せしております。また、団信(団体信用生命保険)のない住宅ローン(フラット35など)については、金利に+0.3%を加算しております。
<<フラット35Sについて>>
省エネなどの基準を満たしたフラット35S対象物件の場合には、5年または10年間、上記金利より金利が-0.6%されます。2015年2月9日より、フラット35Sの優遇幅が2倍になっています。
基準を満たす必要はありますが、満たせる住宅であればかなり有利に住宅ローンを組めます。なお、フラット35Sについては年間の予算がありますのでご注意ください。
※各銀行のリンク先は住宅ローン比較.comの比較ページです。各銀行の手数料やサービス内容なども参考にしてみてください。
今後の住宅ローン金利の見通し
あくまでも管理人の考えです。参考情報にどうぞ。
直近の住宅ローン金利は上昇傾向にありますが、年単位でみればまだまだ異常ともいえる低水準にあります。当面も金利水準で見ればわずかな上下はあると思われますが、ここから大きく上昇する、大きく下落するという可能性は低いと考えています。
日本国内の金利マーケットで言えば、量的緩和政策については「これ以上拡大するかどうか?」は不明ですが、「すぐに解除する」という可能性は高くありません。
そのため、今後数カ月程度の短期で金利情勢が大きく変わるということはないでしょう。
マイホーム関連でいえば、やはり大きいのは2017年4月の消費税増税が挙げられるでしょう。新規計画のマンションや注文住宅などは引き渡しまでに時間がかかることが多いので、増税前に購入するということを考えるのであれば、スケジュールも少しずつ考えるようにすると良いかもしれません。