2015年5月1日調査の主要銀行の住宅ローン金利を比較、ランキングしています。今月は全体的に金利を引き下げる銀行が多かったです。住宅ローンの金利指標ともなる長期金利の水準が4月中に下落したのが大きく影響しているものと考えられます。
依然として住宅ローンを希望する人や借り換えを検討している人にとってはかなり有利な相場状況だと言えるでしょう。
※掲載している住宅ローン金利は店頭金利ではなく、引き下げ後の金利を掲載しています。また、固定金利住宅ローンの金利優遇については「一定期間タイプ」の優遇金利を元に掲載しております。
変動金利住宅ローンランキング
変動金利は変動なしです。
1位:ソニー銀行 変動セレクト住宅ローン 0.539%(+0.00%)
2位:イオン銀行 変動金利住宅ローン 0.57%(+0.00%)
3位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.65%(+0.00%)
※ソニー銀行の住宅ローン金利は頭金10%以上の場合の金利水準を適用
固定金利住宅ローンランキング
金利は先月ある程度上昇していたこともあり、今月の動きはさほど大きくありません。
5年固定金利編
1位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.57%(+0.00%)
2位:ソニー銀行 住宅ローン 0.817% (-0.022%)
3位:じぶん銀行 住宅ローン 0.930% (+0.00%)
10年固定金利編
1位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.85%(+0.00%)
2位:イオン銀行 住宅ローン 1.10%(+0.00%)
3位:ソニー銀行 住宅ローン 1.091%(-0.033%)
35年固定金利編
1位:フラット35(楽天銀行) 1.46%(-0.08%)・・団信加算後:1.76%
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 1.71%(-+0.00%)
3位:ソニー銀行 住宅ローン 1.834%(-0.073%)
※ソニー銀行の金利は10%以上の頭金を入れた場合の金利となっております。なお、「保証料」が必要となる住宅ローンの場合には金利に+0.2%を 上乗せしております。また、団信(団体信用生命保険)のない住宅ローン(フラット35など)については、金利に+0.3%を加算しております。
<<フラット35Sについて>>
省エネなどの基準を満たしたフラット35S対象物件の場合には、5年または10年間、上記金利より金利が-0.6%されます。2015年2月9日より、フラット35Sの優遇幅が2倍になっています。
基準を満たす必要はありますが、満たせる住宅であればかなり有利に住宅ローンを組めます。なお、フラット35Sについては年間の予算がありますのでご注意ください。
※各銀行のリンク先は住宅ローン比較.comの比較ページです。各銀行の手数料やサービス内容なども参考にしてみてください。
今後の住宅ローン関連の動向
あくまでも管理人の考えです。参考情報にどうぞ。
長期金利については今後もある一定の上下を繰り返すことになると思いますが、大きな振れ幅で動くことはなく、住宅ローン金利について数カ月程度の当面は大きく動くことはないかと思います。
銀行間の住宅ローン競争は激化しており、各銀行とも金利面はもちろん、様々な付加サービスも提供してきています。しばらくは有利に借り入れできる状況が続くかと思いますので、ローン金利だけにとらわれて家探しをする必要はないと思います。
借り換えを検討している方は、金利水準についてこれからさらに大幅に下がると言うことは考えにくいです。借り換えによって金利の経済効果が出るというのであれば、早めに借り換えをする方が全体的に有利になる可能性が高いと思われます。