ローン・融資

2015年8月度 住宅ローン金利比較ランキング

ranking-hl2015年8月3日調査の主要銀行の住宅ローン金利を比較、ランキングしています。今月は前月までの流れと変わり、長期金利が下落に転じたことによって住宅ローン金利は全体傾向として低下しています。大手の都市銀行、ネット銀行系も全体的に今月は金利を下げているようです。
住宅ローンを検討している方にとっては金利面ではチャンスと言えますね。

※掲載している住宅ローン金利は店頭金利ではなく、引き下げ後の金利を掲載しています。また、固定金利住宅ローンの金利優遇については「一定期間タイプ」の優遇金利を元に掲載しております。

変動金利住宅ローンランキング

変動金利は変動なしです。

1位:ソニー銀行 変動セレクト住宅ローン 0.539%(+0.00%)
2位:イオン銀行 変動金利住宅ローン 0.57%(+0.00%)
3位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.65%(+0.00%)

※ソニー銀行の住宅ローン金利は頭金10%以上の場合の金利水準を適用

 

固定金利住宅ローンランキング

固定金利の住宅ローンは多くの銀行が引き下げています。金利引き下げの幅は前月の上昇幅とほぼ同じ程度でした。

5年固定金利編
1位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.50%(-0.06%)
2位:ソニー銀行 住宅ローン 0.863% (-0.032%)
3位:じぶん銀行 住宅ローン 0.980% (+0.000%)

10年固定金利編
1位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.91%(-0.05%)
2位:イオン銀行 住宅ローン 1.10%(+0.00%)
3位:ソニー銀行 住宅ローン 1.145%(-0.06%)

35年固定金利編
1位:フラット35(楽天銀行) 1.58%(-0.03%)・・団信加算後:1.68%
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 1.81%(-0.05%)
3位:ソニー銀行 住宅ローン 2.045%(-0.055%)

※ソニー銀行の金利は10%以上の頭金を入れた場合の金利となっております。なお、「保証料」が必要となる住宅ローンの場合には金利に+0.2%を 上乗せしております。また、団信(団体信用生命保険)のない住宅ローン(フラット35など)については、金利に+0.3%を加算しております。

<<フラット35Sについて>>
省エネなどの基準を満たしたフラット35S対象物件の場合には、5年または10年間、上記金利より金利が-0.6%されます。2015年2月9日より、フラット35Sの優遇幅が2倍になっています。
基準を満たす必要はありますが、満たせる住宅であればかなり有利に住宅ローンを組めます。なお、フラット35Sについては年間の予算がありますのでご注意ください。

※各銀行のリンク先は住宅ローン比較.comの比較ページです。各銀行の手数料やサービス内容なども参考にしてみてください。

 

今後の住宅ローン金利の見通し

あくまでも管理人の考えです。参考情報にどうぞ。

前月の上昇をほぼ打ち消す形となっています。
金利は相変わらず低水準ですが、住宅ローンの利用者数(個人のマイホーム購入者数)は消費増税や地価・建築価格の高騰などもあってか需要が伸びていないようです。
複数の銀行関係者とも話をしましたが、銀行が考えていたよりも住宅ローン利用者の回復が見られないということです。

消費税については10%への再増税が2017年4月に行われることになっています。この再増税が意識されだすと個人のマイホームへの感覚も変わってくるのかもしれませんが、当面は銀行関係者にとっては厳しい状況が続きそうです。

言いかえれば、今、住宅購入を検討しているかたにとっては選びやすい状況にあると言えるでしょう。

 

ABOUT ME
高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。