投資全般・コラム

頭と尻尾はくれてやれ。相場格言の意味と活用例

相場格言の中でも良く聞くことが多い「頭と尻尾はくれてやれ」というもの。頭というのは相場の天井(高値)を指し、尻尾は相場の底(安値)を指します。つまり、投資をするとき天井(高値)で売ること、底値(安値)で買うことにこだわらずほどほどにするべきであるという格言となります。

相場を読むのは難しいです。だからこそほどほどでOKという考え方が相場を長く続けるためには大切なのかもしれません。

相場の天井、底は誰にもピンポイントに読めない

相場の高値、安値をピンポイントに読むのは不可能です。もちろん、ある程度は予測していくわけですが、そうした高値で売ること、安値で買うことを追求し続けるというのは不可能です。

前に「トレンドライン分析」の記事で、トレンドラインで転換を示したからすぐに売買注文を出すとダマシにやられてしまうこともあると書きました。

これと同じようにピンポイントで売買しようというのは難しいものでそれを実現するのは困難です。それであれば、最初から「頭と尻尾はくれてやれ」という感覚で売った後に上がっても、買った後に下がってもちょっとくらいなら気にしないという心づもりでいる方が精神的な安心感を得られますよという格言です。

相場の買いや売りのタイミングに関する格言はいろいろあります。

たとえば、「利食い千人力」や「見切り千両」といった格言は利益確定も損切りもできるだけ早めにやっておく方が良いという意味です。

これらのように、相場において売買のタイミングをはかるというのは非常に難しいものです。特に難しいのは損切り(ロスカット)ですね。こちらについては「損切り(ロスカット)の重要性」の記事でも詳しく紹介しています。

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高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。