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VIX(恐怖指数)から読み取る相場動向

vixVIX(恐怖指数)とは、「Volatility IndeX」の略でオプション取引の値動きを元に算出することができる指数です。別名、恐怖指数とも呼ばれるVIXは相場における投資家心理、先行きに対する不透明感を示す指標と言われています。VIX(恐怖指数)が高くなるほど、投資家は将来の相場動向に不透明感を抱いていると言われています。相場の荒れ度合いを見ることができる指標として活用できるVIXについて、今回はその仕組みや読みとり方を紹介してきます。

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VIX(Volatility IndeX)とは何か?

そもそも、VIXにおける「ボラティリティインデックス」とは何なのでしょうか?

ボラティリティとは、「変動の大きさ、度合い」という意味で、値動きが激しいほどボラティリティは高まります。たとえば、同じ1000円の株価の株でも1日の値動きが20円の株と50円の株とではボラティリティが異なります(50円の動きをする方が、ボラティリティが高いと表現します)。

さて、このボラティリティですが、過去の値動きについては数値ととして評価することができます。昨日の値幅、過去1週間の値幅というのは数字を見れば分かりますよね。
ちなみに、この過去のボラティリティのことを「ヒストリカルボラティリティ」と言います。

じゃあ、将来のボラティリティを予想するにはどうしたらいいか?それに利用するのが「オプション取引」と言う取引です。

オプション取引(株価指数オプション取引)では、将来の株価指数の価格を取引しています。ここで取引されているオプション料(プレミアム)と過去のボラティリティ(ヒストリカルボラティリティ)との違いから計算すると、「投資家が予想している将来のボラティリティ」を算出することができます。

この将来予想しているボラティリティのことを「インプライドボラティリティ」と言います。

VIXはこのインプライドボラティリティから計算される指標です。

 

VIXはなぜ「恐怖指数」と呼ばれるの?

投資家は、将来の相場に対する不安感を持つほど(下落に対するリスクを意識するほど)、ヘッジ目的(リスク回避目的)のポジションを持つようになります。

オプション取引はそもそも、株価が大幅下落したような場合に被る可能性がある大きなリスクを回避する目的で参加する投資家も多いです。近い将来相場が暴落するのでは?という不安感をもった投資家はプットオプション(株を売る権利)を買おうとします。買い手が増えれば当然値段が上がります。

そうなると過去のボラティリティ(ヒストリカルボラティリティ)では考えられない高いでオプション料(プレミアム)でもオプションを買う投資家が出てきます。そうなると必然的にインプライドボラティリティが上昇し、VIXが上昇していくのです。

つまり、将来暴落するかもしれない、するだろうと考える人が増えるほど、VIXは高くなっていくわけで、VIXは投資家の暴落に対する恐怖感を示す指標とも言えるわけです。そのため、恐怖指数と呼ばれているのです。

 

VIXはどうやって確認できる?

VIXは、「米国のS&P500指数」に対する指標で、シカゴ・オプション取引所でS&P500の株価指数オプション取引を元に算出されています。

ちなみに、日本の株式市場向けには、「日経平均ボラティリティインデックス(日経VI)」というものがあり、リアルタイムで発表されています。こちらはネット証券のツール(チャート分析ツール)などで確認することができるはずです。

 

VIXが高いということは「買い時?」

人の行く裏に道あり花の山」という相場格言は、他の人と同じことをやるのではなく、他の人が考えない方向に道があるというものを示しています。

VIXが高くなっているということはそれだけ多くの投資家が売りたいと考えているということ、そう考えれば、もしかしたら必要以上に売られているのかもしれない。と考えるのも一つです。

もっとも、VIXが高い状態は、相場にとってかなりの悪材料が出ており、相場の雰囲気が悪くなっているはずです。VIXが45を超えたら買い!というようなやり方で全力投資をするのは危険です。

相場には行きすぎというものもあり、その後もさらに下落し続けるかもしれません。そうした時の損に耐えられるか?というのも試されるわけです。VIX(恐怖指数)に逆らって買いに行くというのは間違った方法ではないと思いますが、立ち向かうには余力と下落に耐えることができる精神力が求められそうです。

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