ポイント投資

楽天カードで投資信託が買えてポイントも貯まる。楽天証券と楽天カードが夢のコラボ

ネット証券の楽天証券が思い切ったサービスを2018年10月からスタートします。それはグループ会社でもある楽天カードを使って、楽天証券内で投資信託を購入することができるというサービスです。

これまでも買い付け代金を立て替えるという形では可能でしたが、10月からはクレジットカード決済で投信が買えるようになります。最大の特徴は買い付け代金に対しても1%分の楽天カードのポイント(楽天ポイント)が付くという点ですね。

このサービススタートで投資信託の買い付けは圧倒的に楽天証券が有利になります。

楽天証券で投資信託を楽天カード決済可能に

驚きのプレスリリースが出ました。tsumiki証券の発表の時に、エポスカードができるんなら楽天カードもできるんじゃないの?と思っていましたが、まさかこんなに早く追随するとは……。いや、素晴らしいです。

サービスの開始は「2018年10月27日」です。

「楽天カード」のクレジット払いが楽天証券の投信積立引落方法として利用可能となり、毎月の購入金額1%分の「楽天スーパーポイント」が貯まるようになります。「楽天カード」クレジット払いで投信積立をご利用いただくことで、1,500万名※3を超える「楽天カード」会員様を含め、投資初心者の方にも投資信託での資産形成を始めやすい環境を提供できるものと考えています。

上記は楽天証券のプレスリリースです。太字は私が追加したものです。

これまでも楽天証券では楽天カードの引き落とし口座から投資信託の積み立て投資ができるサービスを提供していましたが、それを大幅に拡大した形になります。

楽天カードで投信を買いポイントがつき、それを複利運用

上記のような感じで、楽天カードで投資信託を積み立て投資できるわけです。そして1%分のポイントが貯まります。最後の③の部分も面白く、楽天証券では2017年より楽天証券内で「楽天ポイント」を使い投資信託を購入できるサービスを開始しています。

楽天証券は楽天ポイントを使って投資信託が買える。投信ポイント買付サービス 大手ネット証券の楽天証券は2017年夏から、楽天市場の利用などでたまる「楽天スーパーポイント」を使って、投資信託を購入することが...

そのポイント買付の機能を使って、楽天カードの1%分のポイントで投資信託を再投資するような仕組みになっているわけです。つまり、毎月買付分の1%が再投資され、複利運用が可能になるわけです。

複利は投資における王道の手段であり、それがポイントでもできるというのはすごいことだと思います。

投資の王道は「複利」での長期投資投資における最もスタンダードな成功方法は「長時間かけて、資産を複利で運用して増やす」ということです。複利という言葉は聞きなれないかもしれ...

還元率1%はスゴイ。低コストファンドも対象

こうした還元率1%みたいな案件でよくある落とし穴は、対象となる投資信託が一定のファンドに制限されており、そのファンドは販売手数料がかかり、結局意味ないじゃん……というパターン。

でも、今回は違います。

つみたてNISA対象の143銘柄を含め、投信積立全対象銘柄、約2,500銘柄の中から、ご自身の資産形成にあった商品を選択できます。

ということなので、販売手数料無料のノーロードファンドも含まれます。信託報酬が0.2%のファンドもあることを考えると、1%のポイント還元で、その投信の5年分のコストを完全に吸収できることになります。

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買付は月間5万円と上限あり。でも年6000ポイント

楽天カードでの投資信託の買い付けには上限があり、月5万円までとなっています。ポイント目当ての異常なトレードを防止する意味合いもあるのでしょうが、5万円でも十分すごいと思います。

5万円×12か月=60万円買えるわけで、マックス投資すれば年間で60万円×1%=6千円相当のポイントが貯まる(投資信託を追加で買える)といことになるわけです。

開始が楽しみ。楽天カード、楽天証券を作ろう

この楽天カードでの投信買い付けサービスのローンチは冒頭でも書いたようにtsumiki証券に対する対抗サービスなのでしょうが、内容的に圧倒的に上回りました。

むしろ、他のネット証券等で投資信託を買っていた人ですら、楽天証券+楽天カードへの乗り換えを検討すべきです。

今回のサービスは投資信託を1%分多く購入できるのと、経済的には同じ事になります。投資や資産運用に「絶対儲かる」という表現はNGワードですが、今回の楽天カードのポイント分については絶対儲かる部分になります。相場がどう動いたとしても、他の証券会社で買うよりもリターンは大きくなります。

1か月5万円の積立投資なら6千円の差ですが、ポイントを再投資するなら運用利回り分も差が付きます。1年あたりでは僅かでしょうが、5年、10年と見ていくとその差は大きくなっていきます。

2018年10月28日(予定)からということなので、今のうちに楽天証券の口座や楽天カードを作っておきましょう。

>>楽天証券公式ホームページ

>>楽天カード公式ホームページ

ちなみに、楽天カード(クレジットカード)の説明については「楽天カードのサービス内容やポイント、年会費などを徹底比較」が参考になるかと思います。

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高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。