明日の株価の参考になる「PTS」と「ADR」、「先物」。時間外取引の活用方法

questions-1308019日本の株式市場は午後3時でクローズとなります。明日(翌営業日)の9時までは相場は動きません。ただ、その間も株価がどうなるのだろうか?と気になることも多いのではないかと思います。そんな方にとって翌日株価の参考になるのが、「PTS取引」と「ADR取引」と「先物取引」による株価情報です。

今回はそんな時間外取引における株価情報とその特徴を説明していきます。

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PTS取引(夜間取引)を見てみる

PTSとは「私設取引システム」と呼ばれる証券取引除外の取引です。
日本では個人投資家も参加できるPTSとしてSBIジャパンネクスト証券株式会社による「ジャパンネクストPTS」が稼働しており、実際の取引はSBI証券を通じて行います。

このPTSの取引時間は昼間8:20~16:00、夜間19:00~23:59となっています。日本の株式市場は15:00でクローズするのでその後1時間と19時以降の夜間の株価の値動きを見ることができます。

ちなみに、単純にPTSの株価を見たいだけなら「モーニングスターPTSランキング」が参考になるかと思います。こちらはPTS市場での値上がり率、値下がり率、出来高、売買代金別にソートすることもできます。

もちろん、SBI証券の口座を持っておくと、実際にPTS市場で株式の売買が可能です。

>>SBI証券公式ホームページ

 

ADR(米国預託証券)の値動きを見てみる

日本企業の中でも下記の銘柄は米国の証券取引所にも上場しており、ADRとして取引されています。取引時間は米国の取引時間と同様です。

米国時間だと午前9時30分~午後4時までです。これを日本時間にすると午後11時30分~翌日午前6時(サマータイム期間中はマイナス1時間。サマータイム期間は3月第2日曜~11月第1日曜まで。)までということになります。

日本のマーケット終了→深夜に米国でADR取引→翌日の日本のマーケット開始

上記の流れとなりますので、翌日の日本のマーケットはどちらかというと米国のADR取引価格にさや寄せしやすい傾向があるといえます。もっとも、ADR取引で出来高がどれほどあるかも重要になりますが……。

ちなみにADR取引価格の増減(上昇率、下落率)は前日のADR取引価格に対して表示されます。日本のマーケット終了からの価格に対してのものではないのでご注意ください。

NYSE
・ソニー(SNE)
・キヤノン(CAJ)
・アドバンテスト(ATE)
・日本電産(NJ)
・京セラ(KYO)
・コナミ(KNM)
・トヨタ自動車(TM)
・ホンダ(HMC)
・NTT(NTT)
・NTTドコモ(DCM)
・LINE(LN)
・IIJ(IIJI)
・ユービック(UBIC)
・みずほFG(MFG)
・三菱東京UFJ(MTU)
・三井住友FG(SMFG)
・野村HD(NMR)
・オリックス(IX)

OTC(店頭)
・パナソニック
・シャープ
・ファナック
・KDDI
・ソフトバンク
・ヤフー
・任天堂
・ファーストリテイリング
・日産
・コマツ
・クボタ
・富士フィルム
・キリン
・三井住友トラストHD
・東京電力

上記の銘柄に関しては、おもに深夜の時間帯になりますが、米国で株式が売買されているので値動きを見ることができます。なお、このADRを売買することもできるのですが、日本の証券会社はほとんど日本株ADRの取り扱いがありません。

外国の証券会社に口座を持てば別ですが、そうでない場合は基本的に株価チェックのみに使えるということになります。

 

日経平均先物でマーケット全体を確認する

日経平均の先物は世界中で取引されています。そのため、日本市場がクローズしても絶えず日経平均は取引されているような状況が続いています。

日本国内で売買できる時間
9:00~15:15(日中取引)
16:30~03:00(ナイトセッション)

海外で取引される主な日経平均先物
SGX(シンガポール):8:45~15:30 / 16:15~03:00
CME(シカゴ):8:00~翌7:00(夏時間は7:00~翌6:00)※※楽天証券の場合

日経平均先物はみなさんご存知の「日経平均株価」を原資産とする先物取引です。指数としての日経平均株価とほぼ連動すると考えていただいてよいです。

日本の現物株市場がクローズした後も先物市場はほぼ1日中どこかで取引されているような状況になっているので、翌日の日経平均株価の動きは推測することができわけです。

 

以上、現物株取引が終了してから翌日の株価を予想するためのツールとしてPTS、ADR、先物の3種類を紹介しました。ただ、あまりにも株価が気になりすぎて夜も眠れずにずっとADRや先物の推移を見続けた……。なんてことがないようにしましょうね。

多分、気になって眠れないくらいならそれは自分の精神的な許容範囲を超えたリスクを取っていると考えた方がよいです。

 

以上、明日の株価の参考になる「PTS」と「ADR」、「先物」。時間外取引の活用方法を紹介しました。

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