株式投資

日経平均寄与度とは何か?計算方法は意外と簡単

日経平均寄与度(銘柄別寄与度)というのは日経平均株価の価格に対して、構成銘柄がどの程度価格に影響したかを算出するものです。日経平均株価(日経225)は日本経済新聞社が選別した225社の平均株価なので、構成銘柄の株価上昇、株価下落が日経平均の数字に影響を与えるわけです。

日経平均株価がどう計算されているのか?を知るうえで日経平均寄与度・銘柄別寄与度の仕組みを知っておくのは大切なことだと思いますので、計算方法や影響度などを紹介していきます。

 日経平均株価への個別銘柄の寄与度の計算方法

寄与度=(個別銘柄変動幅/除数)×(50/みなし額面)

これによって計算されます。いきなり「除数」や「みなし額面」といった聞きなれない言葉が出てきますね。まずはこの2つを説明しましょう。

日経平均株価の除数とは?

除数とは、数学的には割り算の分母を意味します。日経平均株価は225社の平均株価なので、各社の株価を平均となるように割ってあげる必要があります。日経平均株価が登場したときの除数は企業数分の225でした。

ただし、その後に銘柄の入れ替えや株式分割、減資(株式併合)などが行われた際に、日経平均株価という指標に連続性を持たせるために都度、除数を修正しています。

2019年3月18日現在の除数は27.240です。

日経平均株価計算における「みなし額面」とは何か?

続いては「みなし額面」です。発行された株式にはかつて「額面」という考え方がありました(2001年に廃止)。額面によって株価水準が異なっていたため、日経平均株価を算出すす際は、旧額面である50円以外の銘柄を50円に換算したうえで計算するようにしています。

この数字は覚える必要は特にありません。日本経済新聞社が発表しています。数字は「こちら(PDF)」で見ることができます。

日経平均寄与度を計算してみよう

それでは、より具体的に各銘柄の日経平均寄与度を計算してみましょう。

ファーストリテイリング(9983)
2019年3月22日株価変動幅:-380円

寄与度=(個別銘柄変動幅/除数)×(50/みなし額面)
=(-380/27.240)×(50/50)
= -13.95円

ソフトバンクグループ(9984)
2019年3月22日株価変動幅:+380円

寄与度=(個別銘柄変動幅/除数)×(50/みなし額面)
=(+300/27.240)×{50/(50/3)}
=11.01×(50/16.6666)
=11.01×3.001
= +33.04円

こんな感じで計算できます。みなし額面が50以外の株は計算がちょっと面倒ですけど、それでも単純ですよね。

計算の仕組みがわかれば「値嵩株」が日経平均に与える影響がわかる

日経平均株価は「値嵩株(ねがさかぶ)」の影響を大きく受けるといわれていますよね。値嵩株というのは株価水準(絶対額)が高い株のことを指します。

たとえば、株価2000円の会社(A社)の株価が3%変動(600円)した場合と、株価9000円の会社(B社)の株価が1%変動(900円)したとしましょう。みなし額面が同額であれば、

A社の日経寄与度:600÷27.24=22.02円
B社の日経寄与度:900÷27.24=33.03円

となります。変動幅(割合)ではA社のほうが大きく動いているのに、日経平均株価への影響では株価水準が高い企業のほうが影響度が大きくなるわけです。

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マネーマガジンの管理人です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。