株式投資

長期保有株主優待と関係の深い株主番号とは何か?株主番号が変わる理由や調べ方

上場企業の株式を購入すると、株主番号という番号がそれぞれ割り振られます。これは企業の株主名簿管理人である信託銀行が附番しています。

配当金を送金したり株主優待を贈ったりするのもこの株主番号で管理しています。通常の投資においては株主番号はあまり重要ではありませんが、株主優待投資において、この“株主番号”の重要性が高まっています。

株主優待はこれまで、ある特定の日(権利付き最終日)だけ保有していれば権利を取得できていましたが、最近では○か月以上、○年以上の株主に限るという対応をする企業が増えてきました。長期保有優待というやつですね。その管理にこの株主番号が使われることが多いのです。

今回はそんな長期保有優待と関係の深い、株主番号について、その仕組みを紹介していきます。

株主番号はどこで管理されていて、どこで確認できる?

それぞれの会社の株主名簿管理人の信託銀行が管理しています。

複数の企業の株を持っている場合は、会社ごとに異なる番号が振られています。この番号は会社から届く、配当金計算書などにも記載されています。

ちなみに、別々の証券会社で同じ株式を保有していても証券保管振替機構(ほふり)によって集中管理されますので、同じ番号で保有株数が合算されて表示されているはずです。

株主番号ってどんな時に使うものなの?

基本的には企業が、自社の株主を管理するために使うもので、投資家自身が使うことはほとんどありません。

企業の株主優待の中にはウェブサイトなどで登録をする際に株主番号がIDとなっていて、それを入力する必要がある場合などもありますが、普通に使うのはそれくらいのものです。

長期保有の株主優待では「保有歴」を株主番号で確認している

最近の株主優待の傾向として、長期保有の株主を前提または長期保有の株主を優遇するようになってきています。

たとえば、カドカワ(9468)の場合は、保有期間が1年以上ないと、権利確定日に株主であっても優待品は送られてきません。

また、優待銘柄として人気の高い「KDDI(9433)」は5年未満と5年以上の株主で優待内容を変更しています。長期保有株主の方が内容がグレードアップしています。

こうした傾向は年々高まっていますが、その保有歴(長期保有株主)かどうかを判定するためのツールとして多くの企業が「株主番号」を使って管理しています。

同一株主番号で何年株主として登録されているかで判断しているというわけです。

株主番号はいつ振られる?

権利確定日の時点の新規株主に対して番号を振っています。継続して保有している株主の番号はそのままです。継続保有の株主の番号は同一番号であるので、何年間保有しているのかの計算ができるというわけです。

どうした場合に番号は変わるの?

基本的に「権利確定日」時点で株式を保有していない場合、その株主番号に該当する投資家がいなくなるため番号が消えてしまいます。その後で買戻しをしたとしても、新規株主として番号が変わるわけです。

一方で、「権利確定日」の時点での株式保有が前提となりますので、仮に一旦売却したとしても次の権利確定日までに買戻しをすれば株主番号は変わらないという事になります。

全売却せずに、100株(1単元)だけでも残しておけば株主番号は変わらないという事になります。

貸株取引には注意

株主番号が変わる条件の一つとして「貸株取引/貸株サービス」の利用には注意してください。最近の多くのネット証券が提供しているサービスで、当ブログでも紹介しています。

株式を証券会社にレンタルすることで「貸株料」が受け取れるというサービスになっています。この貸株中は株主の名義があなたから証券会社名義に変更となります。そのままの状態で権利確定日を迎えると番号が変更となります。

なお、証券会社各社は権利日に貸株を返却するサービスを行っていますが、優待がでないときの権利確定日の扱いなどによっては株主番号が変わる恐れがありますので注意が必要です。

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単元未満株取引で1株だけ保有するのはOK?

単元未満の株主にも番号は振られますので、単元未満株取引が使えるなら1株でもOKということになります。単元未満株取引が実質手数料無料でできる「SBIネオモバイル証券(ネオモバ)」などを使って1株だけ投資するというのも手ですね。

ただし、オリエンタルランドは「全ての基準日(9月30日および3月31日)において、同一株主番号で当社株式を100株以上保有されている株主様」というように明記している会社もあります。

単元未満株の株主に対する扱いは各社によって様々です。1株主でOKの会社も多いのですが、ダメな会社もあるという事は知っておきましょう。

まとめ、同一株主番号+長期保有優待の仕組みを知ろう

今後も株主優待に関しては「同一株主番号で長期保有」というのが前提となるところが増えていくと考えられます。

株主番号が変わる条件というものを知っておきましょう。個人的にはネオモバの単元未満株取引で1株だけ保有しておくというのはかなり有効だと思います。実際に保有する前提であったとしても、途中で売りたくなることもあるでしょう。

そうしたときに1株だけずっと持っておくということをすれば、わかりやすいと思います。

>>SBIネオモバイル証券公式ホームページ

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