株式投資

IPOは複数の証券会社から申し込みをしても問題はないのか?

ipoIPO(新規公開株)は比較的成績が好調であることが多いため、IPO抽選に応募して当選するためには「できるだけ複数の証券会社から応募する」というのが鉄則のように語られています。ただ、その一方で心配なのは、同じIPO銘柄に対して異なる証券会社から同一の人物で申し込みをしてもいいのか?ということです。

IPOへの申込=BB(ブックビルディング・需要調査)への参加とういことですので、同じ人間が複数の場所からブックビルするのは正しくないような気もします。今回はそんなIPOは複数の証券会社から申し込みをしても問題はないのか?という疑問を調べていきます。

IPOの重複需要申告について

証券会社によっては、他社でIPOのブックビルディング等に対して応募している人に対して自社での応募受付を行わないという対応を取っているところがあります。

そうしたことがあるため、IPOの重複需要申告は違法なんじゃないの?と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?

結論から言うと、IPOの重複需要申告(重複申込)を受けるかどうかについてはあくまでも証券会社が自主的に定めているルールであり、重複申告することは証券取引法などの法令に違反するわけではありません

実需に基づかない重複申告を防止する観点から、各社の社内規則等において適宜その方策(例えば、個人投資家に対しては需要申告時に前受金を受領すること、実需に基づかない申告は公開価格を歪める恐れがあるため禁止されている旨の普及・啓発を行うこと、自社内における重複申告排除のための名寄せ事務など)を定めることを義務付ける。

上記のように証券会社に対しては、実需に基づかない需要申告を防止するような手段を講じるように証券業協会は求めていますが、それに対応するのが証券会社側の話で、投資家ではありません。

重複申し込みをしても何ら問題はない?

実務的にそれで困るということは無いはずです。

私も、郵政IPOの時は複数の証券会社で当選しましたが、いずれも購入することができました。実際に自分が100株買いたいという申告を5つの証券会社でしたとしましょう。そして、仮に全部当選しても全部買うつもりなら、そもそもの申告自体「実需に基づいている」話ですから問題ないと考えます。

以上から、証券会社の間でIPO応募者(ブックビルディング申込者)のついての名寄せなどは行っていないことが分かります。複数の証券会社でIPOを申込することは、さほど問題ないはずです。

当選したのに買わないというのは問題になるケースもある

ただし、一部の証券会社ではIPOのブックビルディングに参加して当選したにもかかわらず購入しなかった場合には一定期間IPOの抽選申し込みができなくなるといったペナルティを用意している場合があります。

複数の証券会社でIPOを申込するときのポイント

ポイントは、資金拘束等も考えたうえで、最も効率的な配分をするということです。

ネット証券系であれば、完全抽選型である「マネックス証券」や「カブドットコム証券」「SMBC日興証券」などは最低資金だけを入れておき、最低数量(通常100株)のIPOのブックビルディングに申し込みをする。

そのうえで、口数単位で抽選となる「SBI証券」に関しては、資金に余力があるだけのお金を入れておき、できるだけたくさんの株数でIPO申し込みをするという形になります。

マネックス証券やカブドットコム証券は弱小投資家にも当選チャンスがあります。一方のSBI証券はどちらかというと資金力の高い投資家の当選確率が高くなります。一方で「」でも指摘しているIPOチャレンジポイントもあるため、資金がない方でも最低数量くらいは申し込みをしておくと、将来のS級、A級のIPOが登場したときの当選確率を高めることができます。

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以上、IPOへのブックビルディングを複数の証券会社から申し込みをしても問題はないのか?というお話でした。

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