貯金・預金

2016年3月度 ネットバンク定期預金金利ランキング

ranking-bank2016年3月1日調査時点のネットバンク・銀行の定期預金金利を調査した結果を発表します。1月のマイナス金利の影響を受けて、2月は様子見だった銀行も多いに金利引き下げに走った格好となっています。軒並み金利の低下。預金に対して運用性を期待するというのはかなり難しくなっている状況と言えるでしょう。

普通預金部門ランキング

イオン銀行の普通預金がダントツにお勧めです。都市銀行の普通預金の金利は0.001%(三菱東京UFJ銀行)なのでこれと比べると1位のイオン銀行は120倍の金利がつく計算になります。
実際に他のネット銀行の定期預金と比較してもこちらの金利の方が高いことが多いため、現状ではイオン銀行の普通預金という運用がベストだと思っています。

1位:イオン銀行普通預金 0.12%(+0.00%)
2位:楽天銀行 マネーブリッジ 0.10%(+0.00%)
3位:住信SBIネット銀行 SBIハイブリッド預金 0.02%(-0.03%)

 

定期預金部門ランキング

金利水準は全体的に低下。ほとんど魅力のない水準にまで落ち込んでいます。

 

3ヶ月満期定期預金
1位:イオン銀行 0.05%(new)
2位:じぶん銀行 0.04%(-0.33%) auユーザーは金利+0.1%
3位:ジャパンネット銀行 0.03%(-0.035%)

 

6ヶ月満期定期預金
1位:新生銀行 0.50%(+0.00%:新規口座開設者限定)
2位:ソニー銀行 0.15%(-0.10%)
3位:イオン銀行 0.07%(new)
※新生銀行の場合は新規口座開設者限定です。そうでない方の金利は0.025%となります。

 

1年満期定期預金
1位:ソニー銀行 0.15%(-0.10%)
2位:イオン銀行 0.12%(+0.00%)
3位:じぶん銀行 0.05%(new) auユーザーは金利+0.1%

 

3年満期定期預金
1位:イオン銀行 0.17%(+0.00%)
1位:楽天銀行 0.05%(-0.12%)
3位:セブン銀行 0.04%(-0.10%)

※リンク先はネットバンクの比較サイト(詳細情報)となっています。各銀行のサービスや手数料、金利状況などはリンク先でご確認ください。

 

番外編:短期定期預金シリーズ
通常の定期預金の期間と比べてかなり短い、短期の定期預金金利です。最近では金利の引き下げが続き、こちらに預けるくらいなら今のところ、イオン銀行普通預金が0.12%なのでそちらの方が有利です。

>>新生銀行 2週間満期預金 0.05%(-0.05%)

 

マイナス金利で預金金利に運用性を求めるのは困難に

マイナス金利によって国債の長期金利は大きく抑えられています。この記事を書いている時点での10年債金利(長期金利)は-0.031%とマイナス水準で推移している状況です。

このような状況では銀行側もキャンペーン等の赤字覚悟のプロモーションを除いて高い金利を提供するのは難しくなるでしょう。単発的に高い金利の預金が出ることはあるでしょうが、特定の銀行がいつも金利が高いという状況を維持するのは難しいと思います。

預金者としては、こうした状況を理解した上で、上手に預金運用をしたいところです。

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高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。