債券投資

2016年2月募集の個人向け国債の利率・金利、キャンペーン情報

nationalbond平成28年2月4日(木)~平成28年2月29日(月)に募集されている個人向け国債3商品(3年満期・5年満期・10年満期)についてそれぞれの募集されている金利情報と、ネット証券を中心に個人向け国債の購入キャンペーンを実施ている証券会社を紹介していきます。
1月29日に発表された「マイナス金利」に関する金融政策によって個人向け国債の金利水準を決める長期国債の利回りは大幅低下。個人向け国債の金利もすべての金利が最低金利(下限金利)となりました。

そもそも個人向け国債って何?

個人向け国債とは何か?という方は以下の記事を先にご一読ください。

投資商品としての個人向け国債の魅力とリスク 個人向け国債と呼ばれる国債があります。 日本国が発行する債券で国が元本と利払いを保証している債券(国債)です。決して高い利...

2016年2月募集分の金利

今月募集の3年満期、5年満期、10年満期のそれぞれの国債金利は下記のとおりです。なお、3年満期、5年満期は固定金利、10年満期は半年ごとに金利が見直される変動金利となっています。

3年固定(第69回債):0.05%(最低金利)
5年固定(第59回債):0.05%(最低金利)
10年変動(第71回債):0.05%(前月比-0.12%)

いずれも満期の国債も法律に基づく下限金利となっています。ちなみに、同じく個人向けの国債である「新窓販国債」については、利回りがマイナスになるという理由で3年、5年ものに続き10年物も発行が停止となりました。

3商品とも現在の状況を考えると投資する価値は極めて低いと言わざるを得ない状況です。その一方でマイナス金利導入によって定期預金等のその他、元本確保型運用商品の利回りは低下することが予想されます。

実際に、ネット銀行のソニー銀行は普通預金金利を0.001%とするなど大幅な金利引き下げに動いており、このままの状況が続く(進行する)と0.05%の利回りと言うのが相対的に魅力的となる可能性はあります。

マイナス金利になった現在と今後の貯蓄系運用についての私の考えを「マイナス金利で考える資産運用と貯金・貯蓄商品の選び方」にもまとめています。

いまのところ、国債よりもネットバンクのキャンペーン定期預金を使う方が金利は高くてオススメと言えます。

 

個人向け国債のキャンペーンだけで回す方が有利?

個人向け国債に関するキャンペーンを活用するというのも手です。
たとえば、下記にも書いていますが、SBI証券の個人向け国債のキャンペーンは購入額に応じて0.2%の還元を受けることができます。個人向け国債の利回りは0.05%ということなので4倍もあります。

個人向け国債のキャンペーンを利用して10年変動の個人向け国債を買い0.2%分のキャッシュバックを受け取る。金利環境が1年後改善していなければに国債を解約して、再びSBI証券のキャンペーンに申し込みをして0.2%を受け取るという方法が有効かもしれません。

解約の場合は過去1年分の金利を変更する必要がありますが、今の相場環境だとわずか0.05%分であり、新規のキャッシュバックの0.2%を受け取る方が0.15%分お得です。

ちなみに、キャッシュバック分の利益は雑所得として区分されるので、サラリーマンの方で他に所得が無い人は20万円分までは申告不要(事実上の非課税)となります。

※SBI証券のキャンペーンが継続する保証はありませんし、このような利用はおそらくキャンペーンの趣旨からも外れるでしょうから決して、推奨する方法ではありません。

 

個人向け国債キャンペーン

個人向け国債は投資キャンペーンをやっている証券会社で買うのがお得です。

・SBI証券 (詳細
50万円以上の投資で1000円、100万円以上の投資で2000円がもれなくもらえる。金額対によってもらえる金額が変わるのできっかりの金額での投資がお勧め。最大還元率0.20%となります。

>>SBI証券の公式ホームページはこちら

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高山一郎
高山一郎です。株や投資に関する情報発信を始めて10年以上、投資歴は15年以上です。実際の経験に基づく役立つ投資やお金に関する情報を発信していきます。