2015 年11月2日調査時点のネットバンク・銀行の定期預金金利を調査した結果を発表します。
全体的な金利の変動はほぼありません。前月と同様の金利水準となっています。定期預金自体に運用収益はほとんど期待できない状況は続いていますが、そのような中でもキャンペーンなどを行っている銀行はあるので、そうした定期預金を上手に活用していきましょう。
普通預金部門ランキング
イオン銀行の普通預金がもっとも高い水準です。正直、長期の定期預金ともほとんど差がないことを考えると流動性の高いこの普通預金に預けておくのが一番効率的なように感じます。ちなみに、都市銀行の普通預金金利は0.02%くらいです。
今月は住信SBIネット銀行がハイブリッド預金の金利をさらに落としました。来年からの会員ステージ制の導入も含めて改悪傾向が感じられます…。
1位:イオン銀行普通預金 0.12%(+0.00%)
2位:楽天銀行 マネーブリッジ 0.10%(+0.00%)
3位:住信SBIネット銀行 SBIハイブリッド預金 0.06%(-0.01%)
定期預金部門ランキング
全体的な金利水準はほとんど変動がありません。
3ヶ月満期定期預金
1位:じぶん銀行 0.37%(+0.00%・新規口座開設者キャンペーン含む)
2位:住信SBIネット銀行 0.30%(new)
3位:楽天銀行 0.08%(+0.00%)
※じぶん銀行は、新規口座開設者のみが対象となります。対象者以外は0.12%
6ヶ月満期定期預金
1位:新生銀行 0.50%(+0.00%:新規口座開設者限定)
2位:大和ネクスト銀行 0.15%(+0.00%)
3位:ソニー銀行 0.20%(+0.00%)
※新生銀行の場合は新規口座開設者限定です。そうでない方の金利は0.025%となります。
1年満期定期預金
1位:住信SBIネット銀行 0.20%(+0.00%)
1位:ソニー銀行 0.20%(+0.00%)
3位:楽天銀行 0.12%(+0.00%)
3年満期定期預金
1位:イオン銀行 0.17%(-0.13%)
2位:楽天銀行 0.17%(+0.00%)
3位:セブン銀行 0.14%(+0.00%)
※リンク先はネットバンクの比較サイト(詳細情報)となっています。各銀行のサービスや手数料、金利状況などはリンク先でご確認ください。
番外編:短期定期預金シリーズ
通常の定期預金の期間と比べてかなり短い、短期の定期預金金利です。。定期預金の金利が低い現状では相対的におすすめの定期預金ですが、最近では金利の引き下げが続き、こちらに預けるくらいなら今のところ、イオン銀行普通預金が0.12%なのでそちらの方が有利です。
>>新生銀行 2週間満期預金 0.10%(+0.00%)
定期預金金利の推移と今後の予想
下記は2012年10月からのネット銀行の普通預金、3カ月・6カ月・1年・3年の書く定期預金の上位金利をプロットしたグラフです
横ばいが続いている状況です。時々金利が跳ねているのは、金利キャンペーンなどが実際された時ですね。
最近ではネット銀行でも金利が0.5%を超える定期預金が珍しくなっています。1年や3年といった長期の定期預金の金利的なうまみはほとんどない状況となっていますので、短期タイプを中心に上手に金利キャンペーンを活用して定期を利用したいところです。
今後も当面は金利の大きな変動はないものと予想しています。