2015年10月(10月5日~10月30日)に募集される個人向け国債の金利が決定しました。国債金利(長期金利)の下落に伴い、募集される個人向け国債の金利も過去最低水準の金利となっています。10年変動でも0.22%となっており、これなら定期預金の方がマシという状況です。個人向け国債の証券会社キャンペーンなども活用すれば、ある程度の魅力はあるものの、低利回りの状況となっています。
そもそも個人向け国債って何?
個人向け国債とは何か?という方は以下の記事を先にご一読ください。
2015年10月募集分の金利
今月募集の3年満期、5年満期、10年満期のそれぞれの国債金利は下記のとおりです。なお、3年満期、5年満期は固定金利、10年満期は半年ごとに金利が見直される変動金利となっています。
3年固定(第65回債):0.05%(最低金利)
5年固定(第55回債):0.05%
10年変動(第67回債):0.22%
上記は2013年12月の10年債、5年債が毎月発行になってからの個人向け国債の利回り(発行時)推移を示したものです。
順調に右肩下がりとなっており、直近では3年債、5年債は「最低保証」の水準である0.05%に張り付くことが増えています。
ちなみに、金利水準を見るとネット銀行の定期預金の方がマシです。
イオン銀行普通預金:0.12%
ソニー銀行1年満期定期預金:0.20%
(参考:2015年10月の預金金利ランキング)
といった状況ですから、3年債、5年債に1000万円未満の投資を考えているなら、銀行預金を使った方が確実にお得です。
10年タイプについては変動金利ということから、将来の金利上昇リスクに安全に備えたいというニーズには唯一応えられる金融商品かなと思います。しかしながら金利は0.22%と低いです。
個人向け国債の投資キャンペーンについて
個人向け国債は投資キャンペーンをやっている証券会社で買うのがお得です。
・SBI証券 (詳細)
50万円以上の投資で1000円、100万円以上の投資で2000円がもれなくもらえる。金額対によってもらえる金額が変わるのできっかりの金額での投資がお勧め。最大還元率0.20%となります。
仮に10年国債(0.22%)でこのキャンペーンを活用すれば、0.44%相当の運用ができることになります(初年度のみ)