2013年5月1日時点の各銀行が提供している住宅ローンの金利ランキングです。変動、5年固定、10年固定、35年固定の各ローン金利情報を1位~3位まで掲載しています。今月は4月に大きくローン金利が下がったこともあって小動きとなっています。大手都市銀行などは金利引き上げに動いたようです。一方のネットバンク系では変動金利を中心として短期金利については金利が下がっているところもあり、まちまちとなっています。
※住宅購入契約が2013年9月までなら、引き渡しが来年4月以降でも消費税は5%が維持されます。
※掲載している住宅ローン金利は店頭金利ではなく、引き下げ後の金利を掲載しています。
変動金利住宅ローンランキング
変動金利タイプでは前月も1位だったソニー銀行がさらに金利を下げてきました。
1位:ソニー銀行 変動セレクト住宅ローン 0.799%(-0.022%)
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.865%(+0.00%)
3位:新生銀行住宅ローン 0.98%(+0.00%)
固定金利住宅ローンランキング
全体ではほとんど動いていません。ランキング上位銀行ではソニー銀行が全体的に金利を引き上げたほかは目立った動きはありません。ランキング内に入っていませんが、新生銀行などは金利を下げています。
5年固定金利編
1位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.86%(+0.00%)
2位:イオン銀行 住宅ローン 1.000%(new)
3位:ソニー銀行 住宅ローン 1.051% (+0.052%)
10年固定金利編
1位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 1.18%(+0.00%)
2位:イオン銀行 住宅ローン 1.25%(+0.00%)
3位:ソニー銀行 住宅ローン 1.406%(+0.012%)
35年固定金利編
1位:フラット35(楽天銀行) 1.81%(+0.01%)
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 2.09%(+0.00%)
3位:ソニー銀行住宅ローン 2.434%(+0.002%)
一部銀行では金利が上昇している傾向も見られますが、大きく上昇しているというほどではありません。過去の金利状況と比較してもすさまじい低金利が今も続いているといったところです。長期固定金利も安いので、住宅購入を検討している方は前向きに検討されても良いかもしれませんね。
ちなみに、住宅ローンの金利はいわゆる「長期金利」と呼ばれる市場金利をベースに動いています。4月下旬からの動きを見る限り小康状態が続いております。急激に上昇する見方は低いですし、日銀による金融緩和策(金利には下落圧力)が推進される予定ですので、この低金利状態自体は多少の上下はあるとしてもしばらく続くものと想定しています。
2013年固定金利と変動金利はどっちがいい?
あくまでも管理人の考えです。参考情報にどうぞ。
現時点では固定金利一択といえるでしょう。アベノミクスによって金利が上昇する可能性もあり、そうなった場合は住宅ローン金利も当然上昇圧力を受けます。
仮に長期金利が2%くらいまで上昇したとすると変動金利の住宅ローン金利は2%を超えてくる水準になろうかと思います。2013年5月の住宅ローン金利では35年固定(フラット35)であっても金利は1.81%と2%を割っている水準となるわけです。
このまま金利が上昇するようなことがあれば変動金利での住宅ローン負担額はかなり増大する恐れがあります。よって、長期固定金利または長めの固定期間がついている住宅ローンの金利タイプ選択をお勧めします。
金利タイプの説明は「住宅ローン金利の種類」も御覧ください。