2012年12月1日時点の各銀行が提供している住宅ローン金利の比較記事です。先月も過去最低に近い水準まで下がっていた住宅ローン金利では、今月さらに引き下げられたようです。先月11月には10年長期金利の金利が直近最低金利を更新するなど、金利低下傾向がさらに続いています。
もはや歴史的低金利水準といえるのではないでしょうか。
変動金利住宅ローンランキング
変動金利タイプの住宅ローン金利ランキングです。1位はソニー銀行とこれまで不動の1位だった住信SBIネット銀行を抜く形となりました。
1位:ソニー銀行 変動セレクト住宅ローン 0.842%(-0.03%)
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 0.865%(+0.00%)
3位:新生銀行住宅ローン 0.98%(+0.00%)
固定金利住宅ローンランキング
金利が低下傾向にあります。特に10年固定金利の金利が低下しているようです。
大手銀行(メガバンク)が金利引き下げに動いたのに対抗という形も強いのかと思います。
また、フラット35(楽天銀行)は今月も金利を下げています。変動金利と35年固定金利の金利差(スプレッド)がわずか1%程度になっているというのは正直驚きの水準です。
5年固定金利編
1位:ソニー銀行 住宅ローン 1.104% (+0.023%)
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 1.22%(-0.25%)
3位:新生銀行 住宅ローン 1.55%(+0.00%)
10年固定金利編
1位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 1.19%(-0.3%)
2位:ソニー銀行 住宅ローン 1.469%(-0.059%)
3位:新生銀行住宅ローン 1.55%(+0.00%)
35年固定金利編
1位:フラット35(楽天銀行) 1.81%(-0.04%)
2位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 2.06%(+0.00%)
3位:新生銀行住宅ローン 2.25%(+0.00%)
注目すべきは変動金利と固定金利のスプレッドが低下してきているということ。イールドカーブがより緩やかになっていることで、ローン利用者にとって圧倒的に有利な状況になってきています。「変動金利住宅ローンのリスク」などで変動金利のリスクが取り上げられてきましたが、ここまで金利差が小さくなると、変動を選ばず、固定10年、固定35年でローンを組んでも総返済額の差が小さくなってきましたね。