21 January

資産運用で注意したい「年率換算」の罠

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10per投資や資産運用の場面で注意したいものがあります。それは「年率換算」という言葉です。銀行や証券会社などが使うこの年率換算は多くの場合、その投資商品をよりよく見せる時に使われることが多いからです。その中でも代表的なものが「高金利の定期預金」です。定期預金キャンペーなどで絶対に注意したい年率換算の罠についてまとめます。

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年率換算とは何か?

年率換算とは、特定の投資による収益を仮に1年間継続できた場合の1年当たりの収益性を指します。たとえば、1カ月満期の定期預金があったとします。この定期は運用期間は1ヶ月しかありませんが、その預金を仮に1年間運用できた場合、として表示するのが年率換算による利率です。

たとえば、1カ月満期の定期預金で年率換算6%という預金があったとします。6%というとすごく高い金利ですよね。100万円預金したら1年に6万円ももらえる計算になるわけです。

ただし、この預金で実際に受け取ることができる利息は5000円です。なぜならその金利で運用できるのは1ヶ月しかないからです(100万円×8%÷12カ月=5000円)。

なぜ年率換算が問題なのかというと、多くのケースでこの高金利で運用できる預金は1回限りとなっているからです。それ以降は一般的な預金金利でしか預け入れをすることはできません。

たとえば、先ほどのケースで1ヶ月だけ6%で運用でき、残りの11ヶ月は0.1%でしか運用できなかったとしましょう。その場合に受け取れる利息の合計は5916円。利率に換算すると0.59%にしかならないわけです。当初の年率換算の金利である6%と比較すると随分小さくなってしまいました。

このように、魅力的に見える定期預金などの金利は銀行で色々な場面で利用されています。

・初回口座開設者限定、高金利キャンペーン
・退職金預入キャンペーン
・外貨定期預金初回利用キャンペーン
・投資信託とセットで購入して高金利定期預金キャンペーン

などがよく見られます。最後のキャンペーンについては「注意したい定期預金と投資信託の抱き合わせ販売」の記事でも問題点を指摘していますので、こちらも合わせてご覧ください。

また、この年率換算は定期預金以外の分野でも色々と使われています。投資をするときはその年率換算は本当に有利なのか、一度立ち止まって考えてみると良いですね。

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