26 January

貸借対照表の読み方

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貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)は「Balance Sheet(バランスシート)」とも呼ばれる財務諸表の一つです。事業資金をどのようにして集めて(負債+資本)、その資金をどのような形で保有しているのか(資産)を示す会計資料です。貸借対照表を見ることで、企業の財務状況を深く分析することが可能です。

財務諸表に関するまとめは「企業の財務諸表の種類と読み方」をご覧ください。

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貸借対照表の構造と基本

貸借対照表は下記のようにかかれます。

(画像は「株初心者のための株式投資講座」より)

左側が「資産の部」、右側が「負債の部資本の部」となっていますね。
これは、最初に説明したとおり、右側が「事業資金をどのようにして集めているのか?要するに資金の元」を示しています。たとえば、○○銀行から融資で3000万円借りたという話や、株主から5000万円出資してもらったとかいうものです。

一方の左側は、そうやって集めた12000万円をどのような形で保有しているのかを示しているわけです。上記の例だと土地を買ったり、機械を買ったり、商品を仕入れているということがわかります。

資産の部

前述のとおり、融資や出資によって集めたお金をどのような形で保有しているのかを示しています。
流動資産は1年以内に現金に換金可能な資産です。たとえば、現金、有価証券、商品、売掛金(取引先への掛け販売)、定期預金などが挙げられます。

固定資産は長期保有することを前提としている資産を示します。また、固形資産は「有形固定資産」と「無形固定資産」に分類されます。有形固定資産は土地、建物、機械、自動車など形があるもの。無形固定資産は営業権やソフトウェア、のれん代など目に見えないけど価値が存在するものをさします。

 

負債の部

負債は金融機関からの借り入れや、社債(債券)の発行によって借り入れた資金などをさします。代表的なものに銀行からの融資(借入金)や買掛金(未払いの商品代金)、社債による資金調達などが負債の部にあたります。
なお、資産の場合と同様に「流動負債」「固定負債」に分けられます。なお、負債の場合は返済までの期限が1年未満(流動負債)、1年超(固定負債)となります。

 

資本の部

資本は株主からの出資金や過去の利益の蓄積(利益剰余金)などがここにあたります。ここで集めたお金というのは、基本的に「返済の必要がない資金」で会社の純粋な財産と言い換えることもできます。そのため、「純資産」と呼ばれる場合もあります。また、「株主資本」とも呼ばれるケースがあります。

 

貸借対照表で何がわかる?

では、具体的に貸借対照表を見て何がわかるのでしょうか?貸借対照表の数字を使うことでいろいろな指標を作り出すことができます。たとえば下記のようなものが挙げられます。

・自己資本比率
自己資本比率は、「資本額÷資産額」で求められます。上記の例では、自己資本比率は8000万円÷12000万円なので66.67%となります。自己資本は将来の返済を必要としない資金なので、自己資本比率が高い会社ほど、より健全性が高いと判断できます。

・流動比率
流動比率は、流動資産と流動負債の比率を計算することで、短期的な財務の安定性を見る指標です。「流動資産÷流動負債」。上記の例の場合4000万円÷1000万円なので、400%ということになります。1年以内に現金化が可能な資産に対する1年以内に返済が必要な借金となります。100%以上であれば、目先資金繰りに困ることはないと判断できます。200%超だと安心できる水準です。

・有利子負債依存度
これは、有利子負債(利払いが必要な借り入れ・社債など)が資産に対して占める割合です。「有利子負債合計額÷資産」で計算できます。一般に財務優良企業ほどこの比率は低くなる。

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