空売り比率の意味と相場への活用方法

down空売り比率(からうりひりつ)というのは東京証券取引所が毎日(営業日)に発表している、売り注文に対する空売りの比率です。株を売るというとき、自分が持っている株を売る(現物売り)、証券会社(他人)から株券を借りて市場で売る(空売り)の二種類があります。空売り比率は「すべての売り注文」に占める「空売り」の割合を示します。

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空売り比率の読み方

空売り比率は高くなればなるほど、相場に占める空売りが増えているということを意味します。そもそも空売りというのは「将来買い戻すこと」を前提とした取引になります。

制度信用取引であれば6カ月が期限ですので、空売りは将来的な買い戻しの圧力となるわけです。空売りが増えるということは投資家の目先に対する相場観が弱気になっている状況といえますが、空売り比率が高くなると、目先の買い圧力も大きくなると判断されます。

一般的には30%を超えてくると売られ過ぎと判断されることが多いとされます。

この比率が高い状況は「相場としては不安定な状況ではあるものの、リバウンドする環境が整い始めている」というような状況と考えることができます。

 

相場の波乱で空売り比率が上昇傾向

2015年は「空売り比率」という指標を見ても記録づくめです。過去最高数字を次々と更新しています。9月14日時点でなんと6回も記録を更新しているわけです。

6月18日 38.3%
8月12日 39.2%
8月27日 39.8%
9月1日 41.0%
9月4日 41.6%
9月14日 42.4%

一般的なレンジを超えて大きく高い空売り比率ですが、売りの半数近くが空売りとなってくるというのはかなり怖いところではあります。

もっとも、9月9日には日経平均が1343円高といった驚くべき上昇をみせて相場関係者をおろどかせましたが、こうした事情も貯まった空売り残高の買い戻し・踏み上げによる上昇と見ることもできますね。特に材料があったわけではなかったのにどんどん上昇し続ける相場は売り方にとっては恐怖そのものだったかと思います。

参考サイト:空売り集計(日本証券グループ・東京証券取引所)

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