26 September

株価が上がる理由と下がる理由

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なぜ株価は上がったり、下がったりするものなのか?今回はこんな基本についてまとめていきます。株価は需要と供給(買い手と売り手)の圧力によってきまるわけですが、その圧力はどういう理由で生じるものなのかということを考えていきます。株価というのは実に複雑な要因が絡まりあって形成されているということがわかるかと思います。

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株価は将来の業績を見ている

株価の基本は将来の業績です。その会社が将来利益を上げることができるのか?またその金額はどの程度なのか?ということを常に先読みしながら動きます。その動きは、現在起こっていることや将来起こるであろうことを常に織り込んでいきます。
株価を予想する上では、どういうことがおこればその会社にとってプラスなのかマイナスなのかを想定することが大切です。

 

為替レート

為替レートは企業業績に大きな影響を与える場合とそうでない場合があります。特に輸出企業にとって円高は悪であり、逆に円安は正義となります。一方で輸入企業にとってはその逆となります。このあたりは「為替レートが与える株価への影響」などが参考になります。
日本の場合、基本的に輸出企業が経済の大きな部分を占めていることから、日経平均株価やTOPIXといった株価指数的には円高がマイナス要因、円安がプラス要因となります。

 

内需と外需

内需というのは国内における需要。外需というのは外国における需要です。たとえば電力会社や日用品メーカーにとって売り上げのほとんどは国内によって生み出されます。そのため、国内の経済指標に対しては敏感な場合がありますが、海外の景気動向にはあまり左右されません。
一方で外需(外国の需要)によって左右されやすい建設機械メーカーや鉄鋼などは海外の需要の影響を大きく受けます。特に一定の外国の影響を受けやすい企業を、中国関連株といった具合に○○関連銘柄と呼ぶことがあります。
外需に依存している企業は海外の経済指標などの影響を受けやすい影響があります。

 

国内外の景気動向

当然ですが、景気が良いときは企業の売り上げや利益も大きくなる傾向があります。一方で景気が悪いとその逆になるわけです。ですから、株価的には景気が良いということに越したことはないのですが、こうした景気動向における影響度には企業によって違いがあります。
景気敏感株とディフェンシブ株という言葉があります。景気敏感株というのは景気によって売り上げや利益に影響が出やすい銘柄で、ディフェンシブ株というのは逆に景気動向によって売り上げが左右されにくい銘柄です。
景気敏感株の代表としては鉄鋼や建築機械、素材、パルプなどが挙げられます。一方のディフェンシブ株には電力、製薬・医療などが挙げられます。

景気敏感株は景気関連の統計などの影響を受けやすく、ディフェンシブは影響は少ないですが景気が良くなったからといって株価が急上昇するということもありません。

最後に、1株利益(EPS)が大切

株価は将来の業績を見ると書きましたが、性格には1株あたりの利益であるEPSを見ています。
EPSは1株に対する利益で、投資家が保有する1株がどれほどの利益を生んでいるかということを意味しているわけです。
会社の業績が利益100億円が200億円に上昇したとしても、その期間に株数が4倍になっているような場合、1株あたりの利益であるEPSは半分になっていますので、通常考えると株価も半分程度に下落することになるはずです。

増資でなぜ株価が下がる」で書いたように、増資は株数の増加によるEPSの低下をもたらします。増資で株価が下がる理由はこのEPSの希薄化によるものが原因なのです。
ですから、増資による希薄化よりもEPS増加率の方が大きければ、増資をしたとしても株価は中期的に下がらないということになるわけです。

 

このように、株価が上がる理由と下がる理由については企業や業種、または内部状況によっても異なります。ただし、究極的には株価は1株利益を見ているということです。これが増大すれば株は買いですし、逆に下がるようなら売りです。

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