教育費を準備する際の「保険」と「積立貯金」の違い

study子供の教育費を準備するというケースでよく利用されうのが「保険(学資保険など)」を使ったものと「積立貯金(銀行預金)」の二つです。これらはそれぞれの長所、短所があります。子供の教育費や学費を積み立てるための方法としてどちらを選択すべきか?またはどのように資金を振り分けるべきなのか?ということについてそれぞれの長所短所を比較しながら説明していきます。

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積立としての保険の強みと弱み

教育費や学費を準備する上で保険が強みとする点は「加入時点で万が一の場合のお金も準備できる」という点です。学資保険や子供保険などの保険は「保護者(被保険者)が途中で死亡した場合でも資金の準備ができる」という点です。

たとえば、子供が大学に入るころに300万円の資金を準備したいという場合に15年でそれを準備するというケースでは年20万円の積立が必要になります。
5年後に保護者が死亡した場合には貯金だと100万円しか準備できませんが、保険で準備した場合には万が一のことが起こっても300万円を確保することができるというのが強みです。

一方の弱みとしては「途中解約時にはほぼ元本割れをする」ということです。
保険の場合、途中解約する時は解約返戻金を受け取れますが、多くの場合途中解約時は100%を下回ります。つまりこれまで払った保険料の一部が戻ってこないことになるわけです。

特に期間が短いほど返戻率は低くなります。状況によっては半分以下というケースも考えられます。何らかの理由で保険料が払えなくなってしまったという場合には大きなリスクを負うことになります。

 

積立としての預金(貯金)の強みと弱み

教育費や学費を準備する上で預金(貯金)が持つ強みは「自由度の高さ」「元本の安全性」の二つが挙げられます。

定期預金を組む時など、その用途は預金者の自由です。万が一途中で教育費以外の理由でお金が必要になった時にそうしたお金を一時的に流用するといった自由度があります。これは大きなメリットです。
たとえば、教育費として積み立てていたが、何らかの理由でお金が必要になった。手元に貯金があれば高い利息を支払うローンを組まずに済むわけです。

また、預金の場合、1つの銀行につき1000万円+その利息までは完全に保護されているので、元本の安全性は極めて高いというのも長所です。

一方のデメリットは「リターンの低さ」です。
ネットバンクのようにある程度金利が高い銀行はあります(参考:ネットバンク金利ランキング)。とは言ってもほとんど金利が付かない状況なので、預貯金で貯めたお金を利息で増やしていくというのはあまり現実的ではありません。

 

まとめ、上手なバランス配分でお金を準備する

教育費を準備するという場合には、それぞれで長所、短所があることがわかります。これらを踏まえた上で、バランス良く配分して上手に準備することが大切です。

保険

万が一の場合のリスクヘッジにもなるが確実に支払える範囲内の保険料で利用する。保険によってリターンは変わるので、最終的な返戻率(払った保険料に対する満期保険金の比率)を考えて100%を超えるタイプの物を選択する。
保険料払込期間中の自由度は低いので全部保険で準備するというのではなく、一部を貯めるという使い方が有用。

預貯金

教育費・学費のためのお金として毎月一定額の積み立てをするのがベスト。どうしても必要な場合には別の目的でも使えるというのは強み。収益性は低いので、もしも高いリターンを望むであれば、投資期間も考えた上で「株式投資」や「投資信託」などでの運用も考える。

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