21 August

投資商品としての個人向け国債の魅力

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個人向け国債と呼ばれる国債があります。2011年末からは名称を「個人向け復興国債」と変更しましたが商品性は従来のままです(分かりにくいですが「個人向け復興応援国債」は別物)。今回はこの個人向け国債(復興国債)について、その投資商品としての魅力を分析していきたいと思います。

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個人向け国債の基本的なしくみ

まずは、個人向け国債がどんな金融商品であるのかを見ていきます。
発行体は国(日本国)で、満期は10年、5年、3年の3商品があります。

10年・・・半年ごとの変動金利
5年・・・固定金利
3年・・・固定金利

となっています。最大の特徴は「途中換金をすることができる」というオプションが付いていることです。
個人向け国債は発行から1年がたてはいつでも解約することができます。解約時には過去2回分の税引き後の利息相当がペナルティとなるものの、過去2回分は1年分の金利となりますので、1年後以降であればいつ解約しても元本割れをすることがないというものです。

発行体は日本国なので、銀行預金よりもリスクは低いです(銀行預金の場合、ペイオフの上限である1000万円を超えた場合は銀行自身の信用リスクを負うため)。

一方、発行額は目標値を下回っているのが現状です。
今年(2012年)はAKB48をキャンペーンに起用するなどの販促策も行っていくということです。

参考リンク
2011年度個人向け復興国債販売 目標未達

 

金融商品としての個人向け国債の評価

結論からいうと、個人向け国債の商品性は高く評価しています。評価しているポイントは下記の通りです。

  • とにかく安全。円ベースでは最強。
    個人向け国債は「円」という通貨で考えた場合は最強に安全な通貨です。先ほども多少述べていますが、銀行預金の場合はペイオフにより保護される金額に上限があるものの、個人向け国債の場合は全額を国が保証しています。
    それはおかしい、国債は発行体である国がダメになったらおしまいじゃないか?という反論もあるかと思いますが、発行体である国(日本国)が国債の償還ができないような状況で「円」に国際的価値が認められるとは思いません。
    円建ての金融商品において国債以上の安全な金融商品はありません(もちろん、外貨ベースで考えると別ですよ)。
  • 途中で解約できるオプションが付いている。価格下落リスクがない
    国債をはじめとした債券は発行後は通常二次市場で取引されます。二次市場では市場金利と発行されている債券の金利を元にして債券が時価で取引されます。
    発行時点よりも市場金利が上昇すると債券価格は下落するわけです。これが債券の価格変動リスクに当たるわけです。(他にも信用リスクの上下も関係します。詳しくは「債券価格の決まり方」をご一読ください)
    一方、個人向け国債の場合、1年経過すればいつでも解約することができるので国債価格が下落した場合でも元本どおりの価格で解約できるというのは大きなメリットといえます。

    なお、この途中解約のメリットを感じない方(満期保有を前提としてる方や今後の市場金利の下落を予想している方)については個人向け国債より「新窓販国債」の方が利率も高いですしおすすめです。

上記に魅力を感じるというのであれば個人向け国債は「買い」だと思います。
一方で、多少のリスクは背負ってでももっと超過収益を狙いたいという方にはあまりお勧めできない商品となっています。
特に1000万円以上の預金を銀行に預けているという方は、個人向け国債はペイオフ対策にもなりますし、かなりお薦めとなります。

参考サイト
個人向け国債(個人向け復興国債) (@はじめての国債投資ガイド

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