29 October

投資信託におけるベンチマークって何?

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投資信託選びをしているとでてくる「ベンチマーク」という言葉。当ファンドは○○をベンチマークとして運用します。みたいな説明が出てきます。今回はこの「ベンチマーク」というものが投資信託においていったいどのようなものなのか、また、投資判断をするうえでどのようにベンチマークを判断材料とするべきなのかについてまとめていきたいと思います。

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ベンチマークは投資信託の「目標」となる「指標」

ベンチマークとは、「本来は測量において利用する水準点を示す語。転じて金融、資産運用などや株式投資における指標銘柄など、比較のために用いる指標を意味する(wikipedia)」とされるように、比較のために用いられる指標となっています。

各投資信託では、運用のための目標としてベンチマークを設定しており、パッシブ型投資信託はベンチマーク相当を運用成果を目指し、アクティブ型投資信託はベンチマーク以上の運用成果を目指します。

たとえば、日本の株式に投資をする投資信託の場合、「日経平均株価」や「東証株価指数(TOPIX)」などが代表的なベンチマークとなるわけです。
その他、様々な「指数」がベンチマークとして利用されており、それぞれの投資信託の運用目的に沿う形でベンチマークを設定しています。なお、ファンドによっては「ベンチマーク」という呼び名ではなく、「参考指数」「参考インデックス」などと表現している場合もありますが同じ意味になります。

日本株の場合
日経平均株価、TOPIX、MSCIジャパンインデックス など

世界株式(日本除く)の場合
MSCIコクサイ(日本除く先進国)、MSCIワールドインデックス(先進国+新興国) など

日本の債券の場合
NOMURA-BPI など

世界債券の場合
シティグループ世界国債インデックス など

こんな感じです。これ以外にも様々な指数が存在しています。

 

投資信託が目標としているベンチマークから運用方針を考える

さて、投資信託におけるベンチマークをどう投資に役立てるのかということですが、投資信託が目標としているベンチマークを見ることでそうした投資信託がどのような投資を考えているのか?ということをみることができます。
たとえば、世界の株式に投資をするという投資信託があり、「MSCIコクサイ」をベンチマークにしているものと「MSCI ワールドインデックス」をベンチマークとしているものがあるとします。この場合、「MSCIコクサイ」をベンチマークとするファンドはどちらかというと、海外の先進国を投資し対象として考えていることが分かります。一方の「MSCI ワールドインデックス」をベンチマークとするファンドは先進国だけでなく、新興国まで投資範囲を広げているものと見ることもできるでしょう。

このように、ベンチマークから大きな投資対象を分析することができます。

 

ベンチマークについての理解

ベンチマークはあくまでも目標・目安となる指数です。以下では、ベンチマークと投資信託の関係性についてもう少し深く切り込んでいきます。

パッシブ型とアクティブ型

先ほど少し話の中に入れましたが、投資信託は「パッシブ型投資信託」と「アクティブ型投資信託」に分類できます。
これらはベンチマークに対してどのようなスタンスで投資に臨むかという方針になります。
パッシブ・・・ベンチマーク水準を目指す
アクティブ・・・ベンチマーク以上の水準を目指す

という形になります。これだけみたらアクティブがいいに決まっているわけですが、アクティブファンドの場合はその分、ファンドに対して支払う手数料等の水準が高くなってしまいます(コスト高)。また、必ずしも運用成果が「アクティブ>パッシブ」となるわけでもないという点も理解しておく必要があります。

 

ベンチマークは絶対水準ではないし、保証もされない

また、ベンチマークというものは絶対的な水準ではありません。たとえば、日経平均株価をベンチマークとする投資信託があったとします。日経平均株価が年5%のマイナス成長だった場合、投資信託の運用成績もマイナスとなる可能性が非常に高いです。
このようにベンチマークというものは年利○%というような絶対的な水準ではなく、あくまでも目標としている市場動向に過ぎません。

また、投資信託自体はベンチマークを定めていてもそれを保証するわけではありません。たとえば、日経平均をベンチマークとするファンドがあって、日経平均が年3%の成長だったとします。このとき、3%よりも低い運用成果しか出ない場合でもファンドに違法性はありません。
これはパッシブ型でもアクティブ型でも同様です(もちろんファンドとしての評価は下がるでしょうが)。

 

参考サイト
ベンチマークの罠
世界のベンチマーク

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