当ブログのおすすめをご紹介します。

年末に考えるべき株(投資)の益出し、損出しと税金

stock株式投資を始めとして投資の税金は1月~12月までの利益で税額が決定することになるわけです。というわけで、12月は保有する投資商品の売買によって最終的な損益を調整できる最後の月ということになります。今回は年末に考えておくべきや株や各種投資の益出し、損出しと税金についてまとめていきます。年末調整はお給料だけでなく株などでも行いましょう。

スポンサーリンク


株式投資の税金の決まり方の基本

株を始めとして多くの投資は1年間の利益に対して税金がかかる仕組となっています。
たとえば、2014年までは上場株式と投資信託における売買益、配当金(分配金)はそれぞれの収支を損益通算した上で、出た利益の10%が課税されることになります。

このとき、利益というのは「実現利益」を意味します。実現利益というのは売買を決済して損益が確定することを指します。一方で時価だけを見れば利益は乗っているものの、まだ売却等しておらず利益が確定していないものを「含み益」、逆に時価だけを見れば損失が発生しているものを「含み損」といいます。

これら含み益や含み損は株の税金の計算の対象にはなりません。

 

通年の利益状況と益出し、損出し

上記のような状況で、たとえば、今年1年間で40万円ほどの投資で利益が出ているとします。
税率が10%だとすると、このままだと4万円分の税金がかかることになります。

このとき、もし保有している株の中に含み損があるものがあれば、それを一旦市場で売却して損失を確定させることで税金を減らすことが可能です。仮に30万円の含み損が出ている株をもっているなら、それを売却すれば通年の利益は40万円から10万円になり、かかる税金を4万円から1万円に減額することができるわけです。
これが損出しです。もし、その株を継続的に保有したいのであれば、その株を再度購入すればよい形になります。

益出しはこれとは逆に、通年で損失が出ている場合に含み益のある株を売却して来年以降の含み益を減らすということを意味します。ただし、株の場合、1年トータルで損失が出ている場合は確定申告さえすれば3年間分は損失を引き継ぐことができるのであまり気にする必要はないかもしれません。

 

税率が変わる2013年末は益出しのチャンス

2013年末(2013年1月~12月)までは株の利益に対する税金が10%ですが、2014年1月からは税率が20%へと大幅上昇することが決まっています。

ということは、2013年末付近で含み益を抱えている人は、一旦売却して益出しをしておいた方が将来の税負担を小さくすることができるということになります。

仮に今100万円の含み益を抱えているとします。
今年中に益出しをすれば10万円の税金で済みますが、来年になると同じ利益でも20万円もの税金を支払う必要が出てくるわけです。

ですから、利益がでていれば、2013年中に売ってしまう方がいいといえます。
仮に来年になって値段が下がると含み損が出てくるようになりますが、この含み損は他の利益と相殺することができる損です。

と考えると、今現在で含み損を抱えている株を持たれている方は2013年中に売るのではなく、2014年以降になって売却する方が効率的といえます。

※ただし、売却の時期については株価の変動・動向もありますので一概には判断できません。

 

年末の益出し、損出しのタイミング

具体的に年末に益出し、損出しをするには注意点があります。
それは「当日中に売買しない」ということです。

たとえば、A株を1000株(株価500円、取得価格400円)があるとします。現在の含み益は10万円です。

このA株を1000株売却してその後、同一の価格で1000株買い戻したとします。するとA株の含み益10万円が実現利益となり、同一価格(500円)で1000株を取得することもできます。

このとき、再取得する日に注意が必要です。同一日に売買してはいけないのです。

同一日に売買した場合
このケースだと、保有する株を売って、買い戻すという流れになるわけです。流れは売却、買い戻しなので上のように10万円の益出しができたように思います。しかしながら株の売買益の計算方法は違います。

株式の取得価格(取得価額)のルール」なども参考になりますが、同一日に再取得した場合、上記のA株は先に買い注文の分を計算して平均価格を出してから、その平均価格で売ったことになってしまうのです。

保有:1000株(取得価格400円)
+買:1000株(取得価格500円)
——————————————–
2000株(平均取得価格450円)

売り:1000株(平均取得価格450円)
——————————————-
残り:1000株(平均取得価格450円)

となってしまうのです。このケースだと益出しすることができたのは5万円にしかなりません。株の取得価格等の計算は順番ではなく、当日中の平均取得コストを先に計算してその上で売却したことになるのです。

ですから、含み益や含み損をすべて出したい場合、再取得するのは翌日以降にすると良いでしょう。こうすれば、最初の計算と同じように上記のケースでは10万円をそのまま益出しすることが可能です。

スポンサーリンク