定期預金満期時の自動継続における元利継続と元本継続

定期預金が満期になったとき、通常は大きく「解約する」という方法と「自動継続する」という方法の2種類を選択することができます。解約した場合はそのまま普通預金口座に払い戻されますが、「自動継続」を選択していた場合には、再び定期預金に預け入れがなされます。今回は定期預金における自動継続のしくみや、その際の元利継続・元本継続についてまとめていきます。

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定期預金の自動継続のしくみ

定期預金における自動継続とは、満期を迎えた預金を再度定期預金に預け入れるという仕組みです。
通常は最初に定期預金に預け入れをするときに、自動継続を付けるか付けないかを決めておきます。

自動継続を選択した場合、「当初と同じ期間の定期預金に再び預けられる」ことになります。

たとえば、3年満期の定期預金に満期時自動継続で預金をしていた場合、これが満期を迎えると再度3年満期の定期預金に預け入れられます。

預金期間を変更したい場合は、自動継続ではなく、新規に契約し直す必要があります。
また、注意点として、「自動継続」の場合に継続されるのは「預金期間」だけです。適用される定期預金の預金金利については再預金される時点での金利が適用されます

なお、定期預金を組む際に自動継続の手続きをしていても、これはいつでも取り消すことができますのでご安心ください。

 

自動継続における「元利継続」と「元本継続」

定期預金の満期時の自動継続には、「元利継続」と「元本継続」の2種類があります。
これらは下記のような違いがあります。

元利継続
前回満期になった定期預金の「元金部分」と「その利息」部分を再び定期預金します。
たとえば、100万円の定期預金で利息が1万円(税引き後)ついていた場合、101万円を再び定期預金に預け入れる形になります。

元本継続
前回満期になった定期預金の「元金部分」のみを再度定期預金するというものです。前回の定期預金で得られた利息部分は通常普通預金口座に払い戻されます。

 

元利継続と元本継続はどっちがいいの?

管理人のおすすめは「元利継続」です。なぜなら、元利継続の場合は「複利効果」が期待できるからです。複利とは、利息が利息を生むという概念です。
元利継続の定期預金の場合、前回の定期預金の利息も再び運用に回されます。その利息にも当然利息が付く形になりますので、運用効果は高くなります。

対して、元本継続の場合は「単利」での運用となります。利息部分は毎回普通預金へ払い戻しされるので、利息部分は運用されません。

仮に、年3%で運用をしたとします。
単利の場合、毎年3万円ずつの利息が得られる。
複利の場合、1年目:3万円、2年目:3.09万円、3年目:3.1827万円というように利息に利息がつくことで収益はどんどん大きくなっていきます。

仮に10年経過した場合、単利の場合の利息収入の総額は30万円(3万円×10)となりますが、複利で運用した場合の利息は34.39万円と14.63%もの運用益に差が生じることになるわけです。

ちなみに、この差は加速度的に上昇していきます。

10年で34.39万円 (単利30万円 運用益の差:14.63%)
20年で80.61万円 (単利60万円 運用益の差:34.35%)
30年で135.65万円 (単利90万円 運用益の差:50.72%)
40年で216.70万円 (単利120万円 運用益の差:80.58%)

これが複利の力となります。複利の効果は時間が長くなるほど加速度的に上昇します。
(参考サイト:複利の力と資産運用

なお、この複利に対する考え方は何も定期預金だけのものではありません。債券でも株でも投資信託でも、運用によって利回りを得る投資であれば、すべて同じ考えとなります。

資産形成を考えるのであれば「複利」でしっかりと運用できることが重要です。
若いうちに資産運用を始めるメリット

などでも解説されている通り、もしも長期の資産形成を行うのであれば、複利効果をぜひとも活用したいところです。

 

ちょっと、話がかなり脱線しましたね。
もっとも、最近の定期預金の金利については、ほとんど期待できない水準です。
前回説明した「新生銀行の2週間満期預金」が高金利として紹介したのに、利率は0.20%ですからね。

参考サイト
定期預金で銀行を活用
定期預金の満期と利子

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