10 August

外為投資なら外貨MMFがおすすめ

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外貨投資においては先日「外貨預金」についてのエントリーを投稿しましたが、個人的に外貨投資をするうえで一番おすすめの商品は「外貨MMF」です。聞きなれない投資商品かもしれませんが、「資産運用(投資)」という面でみると汎用性が高く、税制面でも優遇されている商品です。今回はこの外貨MMFについてその特徴や、なぜおすすめするのか?その理由を含めてまとめていきます。

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外貨MMFとはどんな金融商品なのか?

まず、外貨MMFというのはどういう商品なのかを説明していきます。外貨MMF(Money Market Fund)は公社債投資信託と呼ばれる投資信託の一種です。公社債投信は元本を維持しながら、分配金を出すことを目的としています。
外貨MMFの場合は、米ドルやユーロといったように特定の通貨建てで運用されています。
基本的に外貨ベースで元本が動くことはありません。ただし、それぞれの通貨建てで運用されておりますので、米ドルの外貨MMFの場合は、米ドルの為替レートと100%連動しています。

運用対象はそれぞれの通貨建ての短期債券などで構成されており、分配金は毎日計算され毎月支払われます。分配金は毎回再投資されるようになっています。
たとえば、1万ドル分の外貨MMFを購入して1か月に15ドルの分配金が出た場合は、15ドル分が再び外貨MMFとして投資され、翌月の残高は1万15ドルになります。そのため、運用が続くほど、利息に利息が付く複利効果も期待できる外貨商品です。

投資は1000円単位から始めることができる手軽さと、土日などを除きいつでも換金することができるという流動性の高さも魅力です。
外貨そのものに投資をする投資商品としては先日紹介した「外貨預金」の他「FX(外国為替証拠金取引)」などもありますが、個人的にはこの外貨MMFが一番おすすめする外貨投資です。

なお、外貨MMFに投資をするには原則として証券会社で取引を行います(一部銀行でも取り扱いがあります)。

 

外貨MMF投資のメリット

ここでは、外貨MMF投資が他の外貨預金やFXと比較してどう魅力的なのかについて解説します。

  1. 手数料が片道20銭前後と外貨預金よりも安い。ただし、FXの方がより安い。
  2. 1000円程度の少額から投資をすることができる。
  3. 外貨定期預金のように預入期間に制限がなく、土日等以外ならいつでも解約できる。
  4. 証券会社を通じて外国株や外国債券などにも投資することができる
  5. 為替差益が非課税

中でも、(4)と(5)は特におすすめのポイントです。詳しく下記で解説していきます。

 

証券会社を通じて外国株や外国債券などにも投資をすることができる

外貨MMFは証券会社を通じて取引をするのですが、この外貨MMFの残高を外貨そのものとして使用できる場合があります。

たとえば、「楽天証券」では外貨MMFの残高を使って、米国の株式や外貨建てのETF、外債(外貨建て債券)などに投資をすることができます。また、そうした外貨建て商品から受け取った利息・配当金なども外貨MMFに充当することができます。
通常、外貨建ての投資商品に投資をする場合、「円⇒外貨⇒外貨建て商品⇒外貨⇒円」という取引の流れが必要になり、イチイチ為替手数料などのコストも発生することになるのですが、外貨MMFを利用した外貨決済サービスを利用すれば、「外貨MMF⇒外貨建て商品⇒外貨MMF」で取引を終了させることができるので、外貨建ての資産形成に強い力を発揮します。

これはFXなどの通貨専用の取引にはできない芸当です。短期の為替レートの変動を狙った売買で利益を出そうとする短期投資なら外貨MMFよりもFXの方がコスト面でも、決済面でも優れていますが、こうした資産形成のための活用という面では、外貨MMFのほうが圧倒的に優れていると思います。
(参考:外貨MMFと外貨決済サービス

 

為替差益が非課税

これは外貨MMF投資における最大の魅力の一つです。為替差益とは、為替レートの変動によって得た利益のことを指します。たとえば、米ドルを1ドル80円で買って、1ドル85円で売った場合、85-80=5円の売買益が発生します。この5円が為替差益となります。この差益は「所得」とみなされるので通常所得税の対象となります。

また、この為替さえこの取り扱いについてですが、外貨商品によって扱いが異なるのが現状です。

外貨預金の場合
雑所得として総合課税されます。税率は10~50%。外貨預金以外の給与所得などの所得状況によって税率が異なります。

FX(外国為替証拠金取引)の場合
先物取引における所得とみなされます。これまではFXの取引方法によって課税方法が異なりましたが、2012年1月からは統一され、一律20%の申告分離課税となっております。

外貨MMFの場合
外貨MMFの売買益は「公社債投資信託」における売買益となります。公社債投資信託の売買益は非課税扱いのため、課税されません。ただし、一部の銀行、証券会社で売買される外貨MMFは課税対象となるそうです(ソニー銀行、SBI証券 など)。なぜ課税される外貨MMFとそうでないものがあるのかについては「ソニー銀行の外貨MMFは不利?」で詳しく解説されています。

 

このように、外貨MMF投資は他の外貨投資と比較しても、かなり魅力のある商品です。残念ながら、外貨預金や最近話題となっているFXなどと比較すると知名度は高くありませんが、投資商品としての魅力は非常に高いと考えています。
外貨で資産形成、資産運用を考えている方はぜひ一度ご検討ください。

参考サイト
外貨MMF投資ガイド
投資信託入門講座

 

追記)外貨MMFの非課税の終了について
外貨MMFに関する非課税という措置は2015年までで終了となります。2016年以降は公社債投資信託の一体課税により課税対象(利益の20%)となります。税率的にはFXと並ぶ形になります。

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