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増益・減益がもたらす株価への影響

chartdown増益や減益は企業の決算において株価に重大な影響を与える要素の一つです。その一方で増益や減益といった報道のみを頼りに投資をするのは極めて危険です。今回は企業決算などで報道される増益や減益といったものの内容とその株価への影響についてまとめていきます。

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増益・減益とは?

増益というのは利益が前年度(前回)と比較して増加するということ減益は逆に減少することを指します。増益は会社の利益が増えるわけですから株価的に見てプラス材料、逆に減益は利益が減るわけなのでマイナス材料となります。

ただし、気をつけたいのはそれらの増益や減益の理由です。
その理由が持続性の高いものであったり、構造的なものであればその影響は大きいのですが、一時的なものであればその影響は小さくなります。

また、株価というのは先を読むものですから、それがいかに「サプライズ」であるか?という点も株価へのインパクトを大きくします。

 

増益・減益が与える株価への影響の大きさ

まず、影響の大きさというのはその増益・減益がどれほど持続的なものなのか?ということです。

たとえば、輸出企業の増益が円高是正(為替が円安動いたこと)であればその影響は持続的なものとは言い難いでしょう。このほかにも保有する不動産の売却益、保有資産の売却益なども同様です。
その一方の新製品の売れ行きが好調であるというように商品力・サービス力などを背景とした増益については今後も継続して利益が確保できる可能性があるので影響度は大きいと言えるでしょう。

逆に減益のケースを考えます。
こちらは減益の理由が一過性のものであれば影響は軽微であり、構造的なものであれば影響が大きいと判断されます。また、減益であっても過去の負の遺産を償却した、不採算部門の売却による損失(減益)などは将来のマイナスが無くなるということで逆にプラス評価される可能性もあります。

 

増益・減益がいかに「サプライズ」であるか?

もう一つのポイントは、こうした増益や減益がいかに市場の予想と異なっているか?というのもポイントです。多くの企業は業績予想というものを出しています。
また、企業の外でもアナリストなどは企業の状況に対しての見通しを持っています。「会社四季報」などでも業績の予想がされています。

こうした市場関係者が想像している数字を「コンセンサス」と言いますが、実際の数字がどれほどここから外れているかというのも株価には大きく影響します。

たとえば、「新製品の販売が好調で20%の増益」という報道でも、事前の市場参加者は30%の増益を見込んでいたという場合は、ネガティブサプライズとして増益でも株が売られることがあります。
これは、すでに株価は30%の増益を「織り込んで」いるためで、それよりも増益率が小さかった分が修正されたわけです。

同じように「既存サービスが不調で10%の減益」というようなケースでも事前予想が20%の減益であれば、ポジティブサプライズとして減益でも株が買われることがあります。

 

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