分散投資を成功させる3つのポイント

投資におけるリスクを低減させるための方法として「分散投資」という方法は広く知られているかと思います。しかしながら、分散投資はただ単に投資対象を分散させればよいというものではありません。分散させることで「リスクを低減」させることが重要になってくるわけです。今回は分散投資を成功させるためのポイントを3つに分けて説明していきます。

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分散投資って何?

分散投資とは、いくつかのものに分散して投資をすることをさします。なお、分散投資は大きく考えると「時間分散(投資時期を複数回に分散する)」「投資先分散(投資する先(企業)などを複数に投資する)」「投資商品分散(株式と債券といった具合に異なる商品へと分散する)」という3つの方法があります。

 

リスクとは?

リスクと言うのは、期待収益率(期待リターン)に対する、様々な条件下で発生する収益のばらつきの大きさを示すものです。具体的な計算方法や考え方については「リターンとリスクの計算方法」でも記事を書いていますのでそちらも参考にしてください。

 

1.分散投資をする際は、リスクが低減される組み合わせを選ぶ

まず、分散投資は同じリスクを負う投資先に分散しても分散効果は高くありません。
たとえば、輸出企業と輸入企業といった具合に株価が上下する理由が異なるような組み合わせを選択するようにします。他にも内需株と外需株といった具合の組み合わせもありますね。

このように投資先を分散する際にはお互いの値動きが逆に動くような投資先を選択することで外部環境が変わったときも大きなリスクをとらずにすみます。

しかしながら、株式市場全体が停滞するような時期もあります。たとえばリーマンショック以降、日本株は2012年まで下落傾向にありました。このように相場全体が停滞している時期はひとつの投資商品(国内株式)に投資をしていてもリスクは残りますね。

このリスクをカバーするためには「投資商品間での分散」が必要になってきます。つまり、国内株式がマイナスになるようなパフォーマンスにあるとき、逆にプラスとなるような運用成績を残せるような投資商品に分散して投資をすることができればリスクを減らすことが出来るというものです。

 

2.投資商品を相関係数で分散投資する

投資商品間での分散投資を成功させるポイントは相関係数がマイナスな投資商品への投資挙げられます。
相関係数とは、ある商品の価格が1上昇したときにもう一方の価格がどのように動くのかを示す統計用語です。

相関係数が1という場合、まるっきり同じ値動きをして、相関係数が-1の場合は逆の値動きをするというものです。

仮に国内株式に対応した分散投資をしたいというのであれば相関係数がマイナスの動きをする投資商品にも投資をしておくことでリスクを分散できるわけです。


(基本ポートフォリオの検証について より抜粋)

上記は年金積立金管理運用独立行政法人が計算した平成19年までの各投資商品ごとの相関係数を示したグラフです。見たいただくとわかりますが、国内株式と負の相関関係にある商品は「外国債券(外債)」ということになりますね。国内株式と外国債券への組み合わせを行うことで国内株の構造的なリスクに対応することが出来るというわけです。

これが商品分散投資の基本的な考え方となります。

 

3.分散投資で期待リターンは維持してリスクだけ引き下げる

分散投資はリスクの異なる投資対象を組み合わせることでリスクを引き下げて、ポートフォリオ全体の値動きをよりマイルドにする投資方法です。

期待リターンが10%でそれぞれ相関関係が異なる投資商品が10個あったとします。そして、これらを組み合わせることで期待リターンは維持したままでリスクだけを引き下げることが可能となります。(平均分散アプローチ

この方法によって、極端な利益を得ることができる可能性は小さくなる代わりに極端な損失が発生する可能性も小さくなるわけです。こうすることで資産運用によるリターンをより平準化することとができます。

 

分散投資を小額から勧めるならインデックス投資信託(ETF)がおすすめ

このように有効な分散投資ですが、これを個別株式や個別の債券などに投資をして分散するのは困難です。
そのためには非常に多額の資金が必要になってしまいます。

そんな時、あなたのポートフォリオを構築するのに役立つのがインデックスファンドやETFです。
外国株式全体に投資ができるインデックスファンド(ETF)や世界債券に投資ができるインデックスファンド(ETF)などは数多く存在するので、このような投資商品を活用してアセットアロケーション(資産配分)を考えるのも良いでしょう。

国内株式相当は自分で銘柄を選んで運用、その他の外国株式や外国債券はETFを使うといったような方法もいいですね。

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