16 August

信用取引の各種指標を理解して投資力アップ

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信用取引というと、リスクが高い投資だから興味が無い。現物株投資のみでいく。という方も多いかと思います。ただ、そういう方にも理解してほしいのは「信用取引の需給等に関する指標」です。、これらは、信用取引の取引状況を示しており、今後の相場動向を探る上で重要な指標となります。

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信用取引の指標・需給動向とは何か?

信用取引は、投資家が証券会社等からお金や株券を借りて、株式売買をする取引です。そして、これらの信用取引の取引状況は証券取引所や証券金融会社がその統計情報を発表しています。
そもそも、信用取引って何よ?という方はまず「信用取引とは–信用取引のしくみ–」などをご一読いただけると理解が早いかと思われます。

なぜ、信用取引の需給動向をしることが、相場を知る手がかりになるのかというと大きく、下記の点が挙げられます。

  1. 信用取引は「いずれ返済される」取引であるため、買い残高は将来の売り。売り残高は将来の買いにつながる。そのため、買い残高の増加は相場にとって将来の売り圧力であり、売り残高の増加は相場にとって将来の買い圧力となる。
  2. 信用取引は必ず6ヶ月以内に決済し終える必要があるため、比較的短期の需要が生じる。
  3. 信用取引の場合、「逆日歩の発生」や「信用規制」などによって思惑的な売買が生じやすい。これらの思惑によって相場が大きく動くことがある。(参考:逆日歩とは ・ 信用規制とは

こうした事情から、信用取引における売買状況は注目されやすく、また、売買状況から実際の買い仕掛けや売りし掛けがおこることもあります。

主だった、信用取引の取引状況からわかる分析指標としては下記のようなものが挙げられます。記事がかなり長くなるので、各種指標ごとにエントリーを分けています。

 

貸借倍率

信用取引している投資家の買い残高に対する売り残高の割合。買い残高÷売り残高で計算。1倍以上なら信用買いをしている投資家が多く、1倍未満なら信用売り(空売り)をしている投資家が多いということを示しています。
現在の相場における買い手、売り手の心理状況を見ることができます。証券取引所が週1回とりまとめるものと、証券金融会社が毎日発表するものがあります。相場全体というよりは、個別銘柄の貸借倍率・状況が重視されます。
>>貸借倍率で相場の状況を読む

 

信用評価損益率

信用取引をしている投資家(通常は買い手)が抱えているポジションの含み損益率(評価損失)を示す指標です。東京証券取引所が毎週第3営業日に残高を公開しているため、その数字を元に計算します。さらに、ネット証券が個別に自社内の顧客の信用評価損益率を公開するケースもあります。
投資家の余力を知るとともに、相場全体の状況を知る上でかなり有用な指標となります。
>>信用評価損益率で相場の天井・底を探る

 

回転日数

信用取引の建て玉(ポジション)が何日くらいで解消されているのかを示している指標です。一般的に回転日数は売買がより過熱するほど短くなり、逆に相場が沈静化しているほど長くなる傾向があります。短くなるほど、相場が活況になっていて、良いと見る向きもありますが、回転日数が5日というように超短期化しているような場合は、相場参加者が短期売買目的の投資家ばかりということを示しており、加熱しすぎが疑われる指標となります。
>> 信用取引と回転日数

 

信用取引の各種規制

指標ではありませんが、信用取引に関しては証券取引所や証券会社レベルで様々な「規制」が行われる場合があります。こうした規制は時に相場に対してかなり大きな影響をあたえることがあります。代表的な規制に「売り禁」「増担保規制」などが挙げられます。
たとえば、売り禁の場合、以後の空売りができなくなり、需給が変化します。また、増担保規制は必要な証拠金が大きくなることから信用取引で過剰な取引をすることが難しくなります。こうしたことから相場に対しても大きな影響力を持つことになるのです。

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