23 December

レバレッジ型ETFは短期勝負のみの利用がおすすめ。長期保有のデメリット

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nf東証の売買代金の中でもトップクラスの出来高を誇るETFがレバレッジ型ETFです。代表的なものが「NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」で日経平均の2倍の値動きをするように設計されたETFとなっています。

今回はこのレバレッジETFに投資をする時の注意点として「短期勝負限定」であって中長期で投資するものではないという点を説明していきます。

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そもそもETFってなに?という方は「ETFとインデックス投資信託の違い」などを先にご覧ください。

 

レバレッジETFは2倍の値動きをする

日経平均のレバレッジETFは1日の日経平均株価の変動幅の2倍の値動きをするように構築されています。仮に日経平均が3%上昇すればレバレッジETFは6%上昇、逆に3%下落すればETFは6%下落という値動きをします。

実際のETF内での運用は先物取引を利用して実現しています。
100億円の純資産がある場合、200億円分の日経平均先物を買っておきます。こうすれば2倍のレバレッジ効果が生まれることで日経平均の値動きの2倍の純資産の変動が起こることになります。

 

あくまでも値動きは1日単位

ただし、このレバレッジETFの値動き2倍というものは「1日当たり」でしか実現することができません。
これを複数日の値動きで実際に見ていきましょう。
仮に日経平均株価を1000としたときに毎日の日経平均の値動きの2倍の変動をしたとした時のレバレッジETFの評価額を示したものです。

日経平均株価 レバレッジETF
1日目 1000 1000
2日目(+5%) 1050(+5%) 1100(+10%)
3日目(-3%) 1018.5(+1.85%) 1034(+3.4%)
4日目(+3%) 1049.055(+4.90%) 1096.04(+9.60%)
5日目(-4%) 1007.04(+7.04%) 1008.35(+8.35%)

(出所:グラフは金融投資ブログ)

5日間で見れば日経平均は7%上昇しているわけですから、レバレッジETFはその2倍の14%上昇している必要があるわけですが実際には8.35%にとどまっており、全然2倍になっていません。

なぜ上記のような動きになるのかと言うと、株価の上昇だけでなく下落があるからです。
レバレッジETFの場合、前日の上昇や下落が複利的に作用します。上記の例のように上昇と下落を交互に繰り返すような値動きの局面では、上昇後のマイナスの影響が大きく作用します。
これがレバレッジETFの持つ大きなデメリットです。

逆に一本調子に上昇し続けるような場合にはレバレッジETFの伸びは2倍を超える上昇率を示すことになります。

つまり、ずっと持っていればいずれ株価が上がった時、レバレッジETFの評価額はその2倍になっているだろうという金融商品ではないのです。

 

レバレッジETFが短期のみで長期に向かない理由

上記のような特性をレバレッジETFは持っているため、短期的な運用はともかく、長期の運用には向きません。

通常、相場というものは一方方向に動き続けるということはなく上下を繰り返していくからです。1日や数日単位は別として1ヶ月や1年といった長期間で保有するような金融商品ではありません。中には5年ももてば株価は上がるだろうといった理由でNISA口座内で日経平均のレバレッジETFを買っているという投資家もいるそうですが、そんな運用は絶対におすすめできません。

基本的には短期、超短期の投機性が高い運用に活用できるETFだととらえましょう。

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