18 February

ファンドオブファンズの問題点

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投資信託のグループに「ファンドオブファンズ」というタイプの投資信託があります。投資信託は通常株や債券などに投資をするわけですが、ファンドオブファンズと呼ばれる投資信託は株などを買うのではなく、それらに投資をしている投資信託に対して投資をするというファンドです。投資信託を投資対象とする投資信託という意味でファンドオブファンズと呼ばれます。

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手数料二重取りになるファンドオブファンズ

ファンドオブファンズの大きな問題点の一つは手数料の二重取りです。
たとえば、A、B、Cというアクティブファンドがあるとします。それぞれの信託報酬は0.8%とします。
このA、B、Cに投資をするファンドオブファンズ「D」があるとします。当然Dも投資信託なので信託報酬を取ります。仮に1.2%だとします。

するとこのファンドオブファンズは最初にA,B,Cのファンドに信託報酬等のコストを支払った上でさらにファンドDに足しいて手数料を支払うという二重構造になっているわけです。

参考:投資信託の手数料の種類と特徴
参考:信託報酬 (投資信託の手数料)

 

アホみたいなファンドオブファンズも多い

日本のアクティブファンドのうち10個を選択して運用します。
みたいなファンドオブファンズもあるものなんです。こんなの買うくらいならそれぞれのファンドを買ったほうがマシというものもあります。

このほかにも世界のETFに分散投資します、みたいなファンドオブファンズもあります。
今なら、ネット証券で海外ETFについても手軽に投資できる時代ですから、そんなファンドを買う意味はさほど高くないと思います。

こんな個人投資家をバカにしたような設計のファンドオブファンズも数多くあり、そんなファンドなのに目論見書には仰々しく、リスク分散をうんちゃらかんちゃらと説明しているわけです。

また、こうした点以外にも、複雑な投資信託に投資をするファンドオブファンズの場合は、どのように資金が運用されているのかが不透明になるというデメリットもあります。

 

ファンドオブファンズを使うメリットってあるの?

ここまで、ファンドオブファンズ(FOF)の問題点を挙げてきましたが、これに投資をする意味ってあるのでしょうか?

あげるとすれば下記のような点でしょうか。

  1. 個人投資家は直接投資できないようなヘッジファンドにファンドオブファンズを通じて投資できる
  2. 中には低コストで幅広い投資が出来るようなファンドオブファンズもある

(1)についてはプロ投資家向けのヘッジファンドなどにファンドオブファンズを通じて投資ができるということでしょうか。コストは高くてもこうしたファンドを買いたいというニーズはあるでしょう。

(2)については、ファンドオブファンズであっても低コスト(低い信託報酬)で幅広く投資可能なファンドオブファンズもあるということです。たとえば、セゾン投信のセゾン・バンガード・グローバル バランスファンドなどはそうした代表的商品でしょうか。実質信託報酬が0.74%とインデックス投信並みのコストで全世界の株、債券に分散投資できるファンドとなっています。

参考:セゾン投信の特徴
参考:セゾン・バンガード・グローバル バランスファンドの口コミ・評判

 

ファンドオブファンズの悪口みたいなエントリーになってしまいましたが最後に紹介したようにすべてのファンドオブファンズが悪いというわけではありません。ファンドオブファンズの場合はどうしても「手数料が高くて」「不透明な投資」となりやすい傾向があるという問題点の指摘です。

手数料(信託報酬)についてはちゃんと目論見書に書かれていますので、投資信託投資の際はまずそれをチェックするようにしましょう。

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